皆さんの周りに、この人は欲深くなくて無欲だなあと感じる人はいませんか。
人間はどうしても目の前に欲しい物があると手に入れたくなるのが性ですが、無欲な人はどうしてそれを我慢できるのでしょうか。
見習いたいものです。
ここではそんな無欲な人の特徴を紹介します。
1.今の自分に満足している
無欲な人は今の自分自身に満足している人です。
今の自分自身が持っているものが自分にとって十分だとすでに感じているので、新たに他のものを欲しがって欲望を達成しようという気持ちがありません。
例えば会社でそこそこのポジションについていてその仕事内容にも収入にも満足している人は、それ以上の出世を望みません。
目の前に出世のチャンスが転がっていてもわざわざ進んでそれを掴もうとはしません。
もちろんそのようなポジションを手に入れるためには、それまでに色々な欲望を達成してきたという経緯はあります。
しかしある程度今の自分に満足したところでこれ以上の欲を持つことを捨てたのです。
そのような様子が周囲から見れば無欲な人という風に写るのです。
2.他の人に遠慮している
無欲な人は他の人に遠慮している慎み深い人です。
欲そのものがないわけではないのですが、みんなが同じものを欲しがっているなら、率先して競争に参加して他の人を押しのけてまでそれを手に入れようとは思わない人です。
このタイプの無欲な人は他に競争相手がいない目標や、向こうから目の前に転がり込んできたようなちゃんにはきちんと対応します。
例えば会社の中での一つのポジションをめぐっての出世競争には進んで参加しませんが、他の人からの推薦があって他に立候補者がいない場合は進んでそのポジションを引き受けます。
3.妬まれたり敵を作りたくない
無欲な人は他の人の気持ちを考えてというだけでなく、欲望を達成することによって他の人から妬まれたり、敵を作ってしまうことを避けたい人です。
会社で出世したり、お金持ちになって欲しいものをたくさん手に入れた人はどうしてもその過程で周囲との摩擦が起こったり、摩擦を起こさないように気を使いながら成功者になったとしても、思わぬところから嫉妬の目で見られたりします。
嘘のような成功者になることでついて回るトラブルを避ける人は、周囲からは無欲な人として見られます。
4.残り物には福があると思っている
残り物には福があるということわざがあります。
誰もが欲しがる物に飛びついて目先の利益を追求するよりも、周囲の競争から一歩引いて大局を見極めた上で後から行動した方が最終的には得をするという考え方です。
漁夫の利ということわざもあります。
つまり、目の前の出世競争にみんなと同じように参加して疲弊するよりも、まずは無欲な人として他の人の行動を別の場所から眺めて、最終的に自分の安全を確保した上で目標を達成するという作戦です。
このような行動パターンの人も、周囲から見れば投資は無欲な人です。
5.悟りの境地に達している
無欲な人の中でも究極の人は、悟りの境地に達している人です。
上で説明したような内容を常に理解していたり、以前に欲に目がくらんで失敗したことがある人はやがて悟りの境地に達します。
悟りの境地に達した人はもはや欲望と言う概念を頭の中から消し去っているので、みんなが欲しいと思うものに自分は全く興味がありません。
そしてそのような物欲、金銭欲、所有欲などから解放された人生こそに価値を見出しています。
いかがでしたか。
人間である以上、今よりもっと豊かな人生を送りたいという欲望を捨てることはかなり難しいです。
しかし無欲な人は、その欲望を達成するために逆に失うものもあることを知っていてそれと秤にかけて目の前の欲望に飛びつかないようにしています。