人は何か嫌なことがあると憂鬱な気持ちになるものですが、
その憂鬱さがわかりやすく表に出ている人がいますよね。
それでは、そのように憂鬱感漂う人にはいったいどのような特徴があるのかご紹介します。
1.表情が暗い
「今日はなんか元気がないようだ」といったように、人は何か憂鬱なことがあると、
まずは顔に出る人がほとんどなのではないでしょうか。
表情が暗く、会話をするときも顔がこわばったままだったり、無表情であるなど重苦しい空気が漂っている人は、
大きな悩み事を抱えていたり心配事があるなど思い詰めている様子がうかがえますよね。
このような状況にある人は、普通ならば笑う場面でも、笑うことが出来ず表情が暗いままでしょう。
まだ気持ちに余裕があるときは、悩みや不安なことがありながらも、
人の前では無理やり笑顔をつくりそれなりに会話をするものですが、
憂鬱感漂う人はそのような余裕もないため、どんよりと暗いオーラがでてしまっているのです。
2.自宅にこもりがちである
憂鬱な気持ちが大きくなると、外出するのが億劫になったり人前に出ることが嫌になるため、
自宅にこもりがちになる人も少なくありません。
今までやっていた趣味や習い事にも興味が持てなくなったり、欲しい物や行きたいところもなくなるなど、
とにかく外出したいと思わなくなるのでしょう。
また、気持ちが塞ぎこんでいるときは人と会うことを避けるようになるため、人混みに行くのを嫌がったり、
遊びに誘われても親しい人とさえ顔を合わせるのも億劫に感じるのでしょう。
このような状態の時には、自宅で寝てばかりの生活を送ったり、ボーっとテレビを観るなど無気力な生活をしてしまいます。
3.動きが鈍い
人はなにか嬉しいことがあると自然と体の動きが軽くなり、行動も軽やかになるものですが、
その逆に、憂鬱なことがある場合には体の動きは鈍くなり思うように行動出来なくなるものですよね。
そのため、憂鬱感漂う人は、周りよりワンテンポ遅れて動き出したり、言われたことをすぐに実行できないなど、
みんなと同じ行動が出来なくなってしまいます。
また、話しかけられてもすぐに振り向くことが出来なかったり、質問されたことに対して的確にこたえられないなど、
人とコミュニケーションをとるときにも反応が鈍くなってしまいます。
このような場合、「やる気がない」とか「ふざけている」と思われがちですが、本人には決してそのような気持ちはなく、
精神的に落ち込んでいるため自分ではどうにもならないこともあります。
4.マイナスな発言が多い
憂鬱感漂う人は見た目の雰囲気だけでなく、言葉もマイナスになり否定的なことばかり言ってしまう傾向にあるでしょう。
例えば「どうせ私なんて、何をやってもダメだし…」といったように、自分自身を否定ばかりします。
このような場合、周りがいくら励ましの言葉をかけても素直に受け取ることができず、
さらに否定的なことを言い、自分を責めてしまうことも少なくありません。
また、何度も悩みや不安に思っていることを口に出し、大きなため息をついているのも特徴でしょう。
誰しもが悩みや不安があり、例えば「明日仕事行きたくないな…」とか「職場で苦手な人がいる」など、
つい不満を口に出してしまうものですが、それでも一度話してしまえばあとはあまり言わないものですよね。
しかし、憂鬱感漂う人は、何度も何度も「あー、仕事行きたくない」「嫌な人がいる」といったように、
繰り返し不安な気持ちを言ってしまいます。
いかがでしたか。
このように、見た目や言動が心配になるような憂鬱感漂う人がみなさんの周りにもいるのではないでしょうか。
もともとの性格で、人より落ち込みやすいとか心配性であるケースもありますが、
やはり長い期間に渡り憂鬱感が漂う人がいる場合には、精神的にだいぶ病んでいることもあるため、注意が必要でしょう。
そのような人が身近にいた場合には、声を掛けてみたり悩みを聞くなど、
さりげなくサポートすることも大切かもしれませんね。