どんな社会にも人のことをバカにする人はいるものです。
人からバカにされてうれしく感じる人はいませんから、バカにされればストレスを覚え、
その相手に対して「嫌な人、付き合い辛い相手」と感じることでしょう。
では、人をバカにする付き合い辛い人にはどう対処したらいいのかご紹介します。
1.軽く受け流す
人をバカにする人が同じ職場や学校、ご近所や友人関係などにいて、どうしても日常的に関わらざるを得ないこともあるでしょう。
「毎日顔を合わす」というケースも少なくないはず。
その場合は、相手がバカにしたようなことを言ってきても、適当に受け流すのが最適の対処法です。
「柳に風」「糠に釘」あるいは「のれんに腕押し」といったことわざを実践し、「はい、そうですね」「おっしゃる通りです」と、軽く受け流しましょう。
ポイントは、微笑で対応すること。
相手の話にまともにとりあわず、相手と正面からぶつあらないようにするには、「微笑」が最適の表情です。
相手が「のれんに腕押しで張り合いがない」と思ってくれれば、大成功。
あなたに話してもつまらないと感じれば、相手の方から関わらなくなってくれるに違いありません。
2.相手を哀れみ、心理的に上に立つ
人をバカにするいうのは、本当の意味で能力のある、優れた人のすることではありません。
実は、自分に自信がなかったり、何か小さくないコンプレックスを抱いているために、虚勢から人をバカにするというケースが大変に多いのです。
それ以外の原因であっても、人をバカにするというのは、人としてほめられたことではないでしょう。
つまりあなたをバカにする人は、人間性に問題のある人、人間として劣った人ということができます。
そう認識すると、相手に対して「かわいそうな人、寂しい、哀れな人」という感情がわいてくるにちがいありません。
そうした感情を持つことで、あなたは心理的に相手よりも上に立つことができます。
相手に対し精神的に優位に立てれば、その人から何を言われても、なんとも思わなくなるはずです。
3.物理的に距離をおくようにする
人からバカにされるのは、やはりストレスになるものです。
無用なストレスを避けるためには、その相手からできるだけ物理的距離を取るようにするが有効な方法でしょう。
例えば、相手が職場の同僚であれば、なかなか仕事中に物理的距離を置くのはむずかしいかもしれません。
しかし、その場合でも、飲み会や行事の際には、できるだけその人と離れたポジションを取るのです。
また、相手からコンタクトしてきた場合は、仕事や用事を理由に、その人から離れるという方法も有効です。
4.目に余るようなら、毅然として抗議する
あまりにその人のが言動がひどく、あるいはそれがエスカレートしているようなら、「キレて見せる」というのも、対処法の一つでしょう。
人をバカにするという人には、「相手によって対応を変える」という特徴があります。
自分より目上の人や高いポジションにいる人にはゴマをすり、自分より下位にいると思っている人に対してだけ、バカにした言動をします。
つまり、舐めている人に対してのみ、バカにした言動をするわけですね。
ですから、時にはこちらが強く出て、毅然として抗議すると、相手はひるんでしまいます。
「怒ると怖い人だ」と相手に思わせることができれば、コンタクトしてこなくなるでしょう。
5.完全に無視する
これは、いわば「最終手段」ではありますが、相手がコンタクトしてきても、何を言ったりしたりしても、完全無視するという方法もあります。
コミュニティの種類や、相手との社会的関係によっては、完全無視することが不可能なケースもあるでしょう。
しかし、それが可能であるならば、完全に無視することによって「無言の抗議」をしてみてはいかがでしょうか。
人をバカにする人は基本的に小心ですから、こうした抗議は、かなり有効に機能するはずです。
人をバカにする人との交際でストレスを感じている人のために、オススメの対処法をお話ししてきました。
心理的に優位に立つだけでも、ストレスは軽減されるはずです。
また、あなたと相手の関係性やコミュニティに応じた対処法を、上記の中からセレクトして、実践してみてはいかがでしょうか。