愛媛県は四国の左上に位置しており、みかんやタオルの名産地として全国的に広く知られていますが、
愛媛県に住む人には一体どのような特徴があるのでしょうか。
今回はその県民性を紹介します。
1.非常にのんびりとしている
愛媛県民は全体的に非常にマイペースでのんびりとしています。
それ故に例えば仕事観などは都会の人々のようにバリバリと若い頃から働いて、
同期よりも絶対に早く昇進したいであったり、出世街道を進みたいというような情熱に溢れた考えの人は多くありません。
周囲との競争を好まずに何事もほどほどに済ませたがる県民性があります。
ちなみに愛媛は同じ県内でも大きく東予・中予・南予の3つの地域に分けられますが、
東予に関して言えば造船業やタオル製造業などで全国的にも頭角を表しているように、
上記の県民性とはやや離れている部分も見受けられます。
上記の3つの地域の中では最も情熱的だと言えます。
中予と南予はまさに「のんびりほどほど思考」の人がその多くを占めています。
有名な大企業が少ないのもそうした県民性が多少は関係しているかもしれません。
2.温厚で人当たりが良い
愛媛県民の特徴を表す上で欠かせないのが温厚な人柄です。
上記のマイペースな気質と多少関連性がありますが、基本的に損得に関しての執着があまり無いので、
誰か自分の近くに困っている人が居ればそれが例え見ず知らずの人間であっても迷わずに助ける傾向があります。
そのような温厚な性格から周囲には自然と人が集まってきます。
誰に対しても分け隔てなく接するある種の気前の良さのようなものを持っています。
しかし、逆に他人に対して深く執着するようなことが無いので、他県の人からすれば淡白な印象を受けることもあります。
3.県民性として非常に保守的
全体的にかなり保守的な県民性をしています。
それまでに自分たちが見たことがない、あるいは馴染みの無い新しい物の存在をそれほど快く思わない人が非常に多く、
変化を嫌う傾向があります。
それ故にビジネスなどでは他県から愛媛県内への進出を目指した有名企業が思うように結果を出せずに、
比較的短期間で撤退するケースも少なくありません。
昔から見慣れた物や形に対してはかなり強い思いを持ちやすい県民性と言えます。
4.楽天的で浪費家な人が多い
愛媛県民は短期的にも長期的にも危機意識というものをそれほど持たないので、
将来的には何とかなると楽天的に考える傾向があります。
それ故に例えば何かしらの臨時収入が手元に入った場合は、
それを貯蓄に回したりといった事はせずに、すぐに使ってしまう人が多いです。
この傾向は愛媛県の南予が特に強くて、お金は思い切って使ってしまう事こそが、
ある種の美徳のように考えられている節が土地柄としてあります。
東予はそれに比べると将来的に見て貯蓄に回す人も人数的にはまだ多くなります。
南に行けば行くほど楽天家思想の傾向が強くなっていき、東に行けば行くほど倹約家が増えていくと言えます。
ここまで愛媛県民の大きな特徴を各項目ごとにまとめてきましたが、
基本的にはその1年を通して温暖な気候と同様に、のんびりとあくせくすることの無い生活を好む傾向が大変強いです。
周囲との争いは好まずにできれば避ける方向で考える人が多く、中流を好む県民性と言えます。
執着が無いという事が先述のように逆に情熱的な人々からすればやる気が無いようにどうしても思えてしまう事も多いです。
ただ、やはり損得に捉われずに物事を考えて行動する人間が多いので、
他県から初めて愛媛県に引っ越してくるような人にとっては、
大変暖かく出迎えてくれて住みやすい土地だと言えるでしょう。