四国の北東にある日本一小さい県と言えば、香川県です。
香川県と言えばうどん、というイメージをお持ちの方は多いですが、香川県民はどういった特徴を持つ人が多いのでしょうか?
今回は香川県民の特徴についてご紹介します。
1.とにかくうどんに固執している
前述のとおり、香川県=うどん、というイメージが、香川県外の方から持たれている香川県のイメージです。
ですが、香川県民にもその自覚があります。
うどんが値上がりとなれば、新聞記事の一面にもあがりますし、サラリーマンの昼食は週3日以上うどんになります。
うどんは安くておなかに溜まりますし、提供されるまでも早ければ、食べるのにもそんなに時間を要しません。
お財布にも優しく、さっと食べられるので、忙しいサラリーマンの強い味方とも言えます。
また、香川県にはJ2リーグに所属するサッカーチームがあります。
その名も「カマタマーレ讃岐」です。
カマタマーレというのは、釜玉うどんという、釜揚げうどんに生卵を乗せるうどんのことです。
香川県民の大好きなこの釜玉うどんをチーム名にかけています。
このチームのエンブレムもうどんマークなので、かなりうどんへの愛を感じます。
「香川県」自体が他県へ売り込むために「うどん県」を名乗っているのも有名ですよね。
それくらい香川県民はうどんが大好きで、うどんは香川県民にとってなくてはならない存在です。
2.お金を貯めるのが好き
香川県民は47都道府県の中でも貯蓄率が1位です。
平均貯蓄額は1,000万超えとも言われています。
香川県民の性格を表す言葉として、方言で「へらこい」という言葉があります。
この言葉の意味は、「利己的、要領がいい」といったところです。
お金に細かい人が多いので、一緒にご飯に行くと1円単位まで細かく割り勘をする人もいます。
ですが、これは借りを作ることは好まない傾向にある為、キッチリ割り勘をすることになります。
先程、サラリーマンの食事のことを記述しましたが、香川県民は良くも悪くも「ケチ」なので、お昼ご飯代を節約して、しっかり貯蓄します。
その一方で、見栄っ張りな人も多く存在するので、大きくて豪華な家に外車が2、3台止まっている、という光景も、香川県では当たり前です。
3.教育熱心な人が多い
本州には属さないため地味な香川県ですが、実は子どもに対して教育熱心な方が多いです。
ショッピングセンターにはだいたい子ども向けの英語教室が入っていますし、予備校もたくさんあります。
香川県の地元予備校に県外から寮に入ってまで来ているという浪人生も少なくはありません。
2016年の全国学力テストでも、47都道府県中10位を記録しています。
小学生から塾に通っているという子どもはとても多いですし、香川県民の傾向として、校区をかなり気にするところがあります。
そのため、子どものいる家庭で家を建てるとなったときは、まず第一に校区を見ます。
不動産会社もそれを分かっているから、良い学校区の土地はとても高く売りに出ています。
そして、分譲マンションも学校区がいい土地にたくさん建てられています。
新規開拓されて、比較的安い土地に出ている分譲地や分譲マンションには県外から引っ越してきた方や転勤族の方が多く、
場所によって県内の方が多いか県外の方が多いかが分かるのも香川県民の面白い特徴だと言えます。
4.車の運転が荒い
これは県外からお越しの方が痛感されることなのですが、香川県民は運転が荒いので、怖いのです。
具体的に言うと、急ブレーキ、急発進をしたり、曲がったり車線変更時にウインカーを出さなかったり、出しても直前に出す、という方がとても多いです。
そのため、死亡交通事故が多発しています。
2016年は死亡交通事故の件数があまりにも多く、県知事から県民に対して運転マナーに関するメッセージが出されたほどです。
それを受けて、11月、12月とパトカーが沢山走っています。
市街地の道路には、曲がるときや車線変更の際にはウインカーを出すよう、注意書きがあるのですが、まるで効果はません。
車線変更の時に、変更する先の車線に車がいるかどうか確認せずに割り込んでくる方も多いので、所謂貰い事故にならないように、かなり神経を使います。
香川県は意外と車の台数も多いですし、県外ナンバーも多いので、お互い交通マナーを守った運転をして交通事故の削減に力をいれなければなりません。
いかがだったでしょうか。
香川県と聞くと、最初に述べた通り、うどんのイメージしかなかった方も多いでしょう。
確かに香川県民にとってもソウルフードであるうどんは欠かせない存在です。
ですが、香川県民はうどんだけでなく、貯蓄も教育にも力を入れているという熱い一面もあります。
車の運転の荒さに関しては、改善が必要ですが、まずは県民一人一人の意識が大切ですね。
香川県民として「へらこさ」を忘れず、より誰もが過ごしやすい県になれば、もっとたくさんの人に愛される県になることでしょう。