あなたは自分が「人に心を開く」ことができていると思いますか。
すべての人に対しては無理だけど、大切な人や信頼できる人には「心を開ける人」でありたいと思いますよね。
今回は人に心を開くため方法についてご紹介します。
1.相手を見極める
出だしから少し逆説的なコメントになるとは思いますが、誰にでも心を開いていいかというと、そうではありません。
世の中には色々な人がいます。
中には人を利用したりだましたりすることに対して罪悪感を持たない人間だっているのです。
そんな人に心を開いても、あなた自身が傷ついたり、なんらかの被害を被ることは安易に予想できます。
「心を開く相手を見極め、開ける相手には開く。この人はダメだと思えば距離をとる」ということが、まず初めに重要なこと。
「心を開くこと」によってあなた自身が幸せにならなければ、本末転倒です。
2.まず相手に心を開いてもらう
もし相手が自分に対して心を開いてくれていたら、自然と自分も心を開けますよね。
相手に心を開いてもらうためには自分自身が信頼できる人間だと理解してもらうことが必要。
しかし、人と人との間には適度な距離感があり、それを縮めるのにはある程度の時間が必要です。
初対面でいきなり距離を縮めようとしてもそれは無理な話。
徐々に関係性を確立し、相手が心を開いていくのにあわせて自分も心を開けば、ベストな関係を築けます。
なにごとにも焦りは禁物です。
3.開きかけた心の扉を安易に閉めない
相手に心を閉ざしてしまうきっかけとして「○○について相談したら、わがままだと言われた」などという価値観や認識の違いがあります。
そのことがショックで心を閉ざし、せっかく開きかけた扉を閉じてしまう人も多いもの。
でもちょっと待ってください。
人間は人それぞれ考え方も感じ方も違います。
もしかしたらその厳しい言葉は、あなたのことを思ってその人が心を鬼にして発した言葉だったのかもしれません。
開きかけた扉を閉めきって背中を向ける前に、もう一度よく考えてみましょう。
たった一度の価値観のずれで、あなたはその人を失っても後悔はしませんか。
せっかく開きかけた心を安易に閉じないことも大切な方法の一つです。
4.心を開くという意味を勘違いしない
「心を開く」と聞くと、なんでもかんでもオープンにすることだと勘違いする人がいますが、
本当の意味でのこの言葉には「心を開ける人間関係を確立する」という意味合いも含まれています。
相手が負担になるほどにすべての事情を話したり、逆に相手がすべてを語ってくれないことに対して
「もっと心を開いてほしい」などと言うのは、本来の意味を見失っている行動だと言えますね。
お互いに信頼関係を持ちながらも、必要以上に相手の領域に踏み込まない関係を築けてこそ、本当にお互いが「心を開いている」のだと言えるのです。
「自分は人に心を開いているから、方法なんて関係ない」と思っている方、この点を一度振り返ってみたほうが良いでしょう。
今回は「人に心を開くための方法」について述べましたが、この言葉には奥が深いものがあります。
心を開く相手自体を誤れば、幸せにはなれませんし、慌てたり感情的になったりすることで開かれた扉はすぐに閉じてしまいます。
自分は「心を開いている」つもりでも相手が「心を閉ざしている」のなら「心を開いている」という言葉自体が空虚で実体のないものになってしまいます。
そのことを十分理解し、自分自身を信頼できる人間へと向上させ、相手に心を開かせる魅力ある人間になることこそ、
真の意味で「自分が心を開く」ための最短で確実な方法です。