気持ちの整理ができない人は、考えがあちこちに散らばっているため、自分にとって何が大切で何が不要なのかがわかりません。
そのため、いざ決断を迫られた場面でも、なかなか腹を決めることができません。
では、気持ちの整理がつかない人とは、具体的にどのような人なのでしょうか。
今回は気持ちの整理がつかいない人の特徴をご紹介します。
1.1人の時間を持つことができない
気持ちの整理がつかない人は、日頃から1人の時間を持つことがないという特徴があります。
常に人と一緒にいて、何でも人に相談してしまうため、自分の考えを自分の頭の中でまとめるということができません。
特に、何か困ったことが起きた時は、条件反射的に人に相談してしまい、人の意見ばかりを参考にするので、自分なりの解決案が浮かびません。
そのため、自分が本当に納得する答えを導き出すことができません。
言い換えれば、彼らは寂しがり屋であり、多くの人から意見をもらわないと不安で仕方ないというタイプです。
自分の考えに自信が持てず、更に、不安を1人で抱え込むことができないため、つい人に依存してしまうということが習慣になっているのです。
2.現実を見ようとしない
気持ちの整理がつかない人は、現実から目を背けようとする傾向があるのも、大きな特徴の1つです。
彼らは、自分が理想とする世界の中に安住するということに幸せ尾w感じています。
そのため、その理想と違ったものに対しては、見て見ぬふりをしてしまいます。
そのため、自分の想像を超えた問題が起きてしまった時、恐くて現実を直視することができず、逃げ道ばかりを探すようになります。
しかし、現実というものは容赦なく襲い掛かってきます。
彼らはその度に逃げようとします。
このような状態を繰り返すため、彼らの心の中は常に不安と恐怖が蓄積し、そのネガティブな気持ちから解放されることがありません。
このことが彼らから冷静さをどんどん奪い、いつまで経っても気持ちの整理がつけられない状態が続きます。
3.掃除や整理整頓が苦手
気持ちの整理がつかない人の多くは、必ずと言って良いほど、自分の家の掃除や整理整頓が苦手です。
自分の内面を整理することができないという性格が、実生活にも表れてしまっているのです。
家の中が常に雑然としているので、心が落ち着かず、冷静な思考を持つことができません。
この悪循環から抜け出すことができないため、益々気持ちの整理がつけられなくなります。
更に、彼らは、古い不要なものを捨てることも苦手です。
このことも、彼らの内面に色濃く反映されています。
「ああでもない、こうでもない」といった様々な思考の中から、要らないものを捨て、最も適切なものを選ぶということができません。
4.感情を押し込める癖がある
自分の内面に生まれた感情は、適度にその都度発散することでコントロールできるものです。
しかし、気持ちの整理がつけられない人は、自分の中に生まれた感情を無理矢理押し込めてしまうという癖があります。
彼らの中に押し込まれた感情はどんどん熟成されてしまい、彼らの内面を強く支配してしまいます。
その結果、自分の中に蓄積した感情を、どうして処理したら良いか自分でもわからなくなってしまいます。
押し込まれた感情が、ある日突然爆発してしまうこともあるため、自分で自分をコントロールできなくなり、
更に気持ちの整理がつけられなくなってしまうこともあります。
気持ちの整理がつかない人は、「何かに対して、真正面から向き合う」ということが苦手です。
自分に起きた問題に対しても、自分の内側に起きた感情に対しても向き合わずに、
逃げ道ばかりを探してしまうということを無意識的に行う傾向があります。
そのため、大事な場面で覚悟を決めることができず、様々なものに振り回されるばかりという状態を繰り返します。
「なかなか気持ちの整理がつけられない」ということを自覚している人は、まずは1人になる時間を作り、
じっくり自分の心や性格と向き合う努力を始めてみることをオススメします。