社会人になってリーダーを任される場面が出てきた人もいることでしょう。
人を率いることはそう簡単ではなく、失敗することも多いですよね。
とはいえ、リーダーは大変、難しいと言っているわけにもいかず、結果を残さねばなりません。
では、リーダーに向いている人は、どのような特徴があるのでしょうか。
今回は、統率力が優れている人の特徴を紹介していきます。
1.行動力がある
統率力が優れている人の特徴として、行動力がある人物だといえます。
行動力がある人はまずは自分で動こうと考えていることが多いので、この点が統率力を発揮できる理由です。
例えば、リーダーが何も動かず、口だけの人物であれば周囲の人はどう判断するでしょうか。
どうしてリーダーは何もしないのか、自分たちばかり大変な思いをしている、などと反感を持たれることでしょう。
このように、統率力が優れている人は行動力があり、メンバーよりも行動しているといえます。
また、行動力がある人は、みんながついていこうと思わせる行動を多く取ります。
リーダーなのに誰よりも行動して頑張っている、みんなのために行動していると感じる、などの印象をメンバーが持てば、メンバーはどのように行動するでしょうか。
リーダーだけに全て任せてはいけない、自分たちも頑張らなければと判断します。
そのため、行動力のある人は統率力が優れており、リーダーであることを行動で示すのです。
2.指示が的確である
統率力が優れている人の特徴として、指示が的確であるといえます。
グループで活動する時に問題になるのが、誰が何をすればいいのか混乱する事です。
最初から指示が決まっていれば問題ありませんが、自分たちで判断する場面の方が多いことでしょう。
そのような時に、誰も指示することができない、言っていることがコロコロ変わってしまう、などの状況が起きてしまえば、グループとしての活動は困難になります。
このような理由から、統率力が優れている人の特徴として指示が的確であることがあげられます。
指示さえあれば自分の力を発揮できるという人も多く、どちらかといえば主体的な人は少ないのが現実です。
そのため、統率力が優れている人は指示が的確であり、指示さえあれば頑張れるというメンバーを、自由自在に扱える力が必要です。
3.メンバーと仲がいい
統率力が優れている人の特徴として、メンバーと仲がいいといえます。
一見リーダーとしての能力があるのだろうか?と疑問に思うかもしれませんが、グループで活動する時には仲の良さはとても重要なものとなります。
どれだけ優秀な人間であっても、他の人とトラブルを起こす、グループではなく個人として活動する、などの状況を引き起こしてしまえば、どのように思われるでしょうか。
メンバーとしては優秀なのかもしれませんが、リーダーとしてはグループの機能を果たすことができていないのです。
このような理由から、統率力が優れている人の特徴としてメンバーと仲がいいといえます。
本人の能力が優れているわけではなくても、グループをまとめる力は統率力といえるのです。
メンバーと良好な関係を築き、この人のためなら頑張ろうと思わせる力も、統率力の一つの形だといえるでしょう。
統率力が優れている人に多いのは、他の人を尊重できることです。
自分としてではなく、グループとしてどうあるべきかを優先して考えています。
そのため、複数の人間がいても同じ方向を向いて行動ができます。
また、統率力が優れている人は、現状をはっきりさせることも上手です。
状況を明らかにし、やるべきことをはっきりさせることによって、メンバー達が今何をすべきなのかを認識しやすくなるので、行動しやすくなるからです。