表現力豊かな人の特徴5個

最終更新日:2016年8月24日

「あの人は表現力が豊かだね」と評される人がいます。

もちろんそれはプラスの評価であり、表現力が豊かなことは人間にとって長所に違いありません。

ですから、「自分もそうなりたい」と思っている人も少なくないでしょう。

では、表現力豊かな人にはどんな特徴があるのでしょうか。

1.表情が生き生きしていて、変化に富んでいる

「表現力が豊かな人」と聞いて、俳優をイメージする人もいるでしょう。

確かに、俳優は表現力の豊かさを使って、仕事をしているわけです。

では、俳優の表現力の基本になっているのは何か。

それは、「表情」です。

人間はさまざまな方法を使って、自分の感情を表現しますが、もっとも重要なツールが「顔の表情」です。

顔の表情が生き生きしていること、そして変化に富んでいることが、表現力豊かな人の特徴と言っていいでしょう。

自分の感情をストレートに、より効果的に表現するために、上手に顔の表情を使うことができます。

2.ボキャブラリーが豊富

「表現力豊かな人」は、言い換えると「自分のプレゼンテーションが上手な人」ということになるでしょう。

自分を上手にプレゼンするために欠かせない要素が、「言葉」です。

顔の表情だけでも感情を相手に伝えることはできます。

しかし、言葉もそれに負けないぐらい重要なツールと言っていいでしょう。

これは、テレビ番組の「食レポ」を思い出してみると理解しやすいはずです。

名店の料理を食べて、その感想を視聴者に伝えるのが、レポーター役の仕事です。

その際、ただ「おいしいですね」と言うだけでは、その料理の味やおいしさは伝わりません。

「舌にまとわりついてくるような、濃厚なドミグラスソースの風味が最高です」とか、

「あっさりしていながら、食べた後にしみじみとした出汁の余韻が残ります」というように、

さまざまな言葉を使って味を伝えるのが、優れたレポーターと言っていいでしょう。

つまり、表現力豊かな人には、ボキャブラリーが豊富で、時に応じて、

多くの言葉を使い分けることができるという特徴があります。

3.ボディランゲージを効果的に使える

表情や言葉以外でも、人間は自分をプレゼンすることができます。

そのツールは「体」。

表現力豊かな人は、身振り手振りを上手に加えながら話をすることができます。

手の表情一つで、話を聞く側の印象はかなり変わってくるものです。

表現力の豊かな人は、そのことを良く知っていますから、効果的なにボディランゲージを駆使することができます。

ただし、これは、時と場合によって違ってきます。

話の内容やシーンによっては、ボディランゲージがむしろ邪魔になることも少なくありません。

そこを良くわきまえているのが、表現力の豊かな人です。

4.鋭く繊細な感性を持っている

豊かな表現をするためには、対象物を的確にとらえる感性も必要になってきます。

先ほどの「食レポ」の例を引けば、そもそもその料理の味を的確にキャッチできる「舌」がなければ、

表現のしようがありません。

味覚音痴で、その料理がどんな味をしているのか分からない人に、上手な食レポをすることは不可能です。

味覚だけでなく、五感すべてに関して、鋭い感受性を持っていることが、

豊かな表現をするための前提と言っていいでしょう。

つまり、鋭く繊細な感性を持っていて、ものごとを的確にキャッチすることができるのが、

表現力の豊かな人の特徴の一つです。

5.テレずに表現できる

日本人は古来より「おくゆかしさ」を美徳としてきたために、今でも「控えめにしよう」と意識する人がたくさんいます。

また、人前で自分をアピールすることにテレてしまう人も少なくありません。

そうした意識が妨げになって、表現力に乏しくなるケースが多いのです。

控えめになろうとしたり、テレてしまったのでは、とても「豊かな表現」にはならないでしょう。

ですから、そうしたよけいな意識を持つことなく、自分の思うように自分を表現できるのが、

表現力の豊かな人の特徴と言うことになるでしょう。

ここでは、表現力豊かな人に共通する特徴を、5点紹介してきました。

表現力豊かというのは人間の才能の一つではありますが、俳優や食レポのレポーターが訓練や努力によって、

その能力を高められるように、誰でも意識し、努力すれば、豊かな表現力を手にすることは可能です。