人付き合いを上手にこなすコツ5つ

最終更新日:2018年11月29日

職場や学校、地域社会、さらには友人関係や、親類関係などなど、人間は常に様々な人間関係を結びながら生きています。

そうである以上、できるだけ良好な人間関係を築きたいもの。

ここでは、人付き合いを上手にこなすために、日ごろから心がけておきたいコツを紹介します。

1.聞き上手になることを意識する

人付き合いの上手な人というと、「快活でおしゃべり」というイメージを持つのではないでしょうか。

確かにそういうタイプには、「人付き合いが好き」な人が多いことはたしかです。

しかし、しゃべり好きな人が「人付き合いが上手」とは限りません。

むしろ、人から敬遠される「付き合い下手」なケースも少なくないのです。

人付き合いを上手にこなすために必要なのは、「聞き上手になる」ということです。

おしゃべりで、自分から話すのが好きな人より、寡黙でも、うまく相手の話を引き出すことができたほうが、人付き合いはうまく行きます。

適度に相槌を打ちながら相手の話を聞き、時に応じて、表情豊かな反応をしてあげること。

つまり、「同調、共感、感心」の表現ができれば、誰とでも自然で楽しい会話が成立します。

2.八歩美人にはならず、付き合いに濃淡を持つ

上手な人付き合いを意識する人にありがちなのが、八方美人になろうとすること。

誰とでも同じくらい良好な人間関係を構築できれば、それに越したことはありません。

しかし、人間に相性や好悪の感情がある限り、実際にそれはほぼ不可能です。

無理に「全方位外交」をしようとすれば、どこかで破綻が生じます。

そうならなくても、精神的に疲弊してしまうことは避けられないでしょう。

それでは、とうてい、上手な人付き合いは実現しません。

ですから、自分で「親しい付き合いをしたい人」「ふつうに付き合いたい人」「できれば薄い付き合いにとどめたい人」というように区別して、

それぞれの付き合い方に濃淡を持たせるようにしましょう。

そうしたほうが、それぞれの付き合いが長く続くのです。

3.親しい人でも「腹八分」で付き合う

親しい付き合いを望む相手に対して、注意したい点があります。

それは、「どんなに親しくなっても、相手の領域に踏み込みすぎない」ということ。

人間、親しくなればなるほど遠慮がなくなり、相手の心の中にどかどか足を踏み入れてしまいがち。

これが、人間関係を壊す元です。

親しくても、付き合い方には「節度」が必要です。

特に自分が好意を持っていて、親しく付き合いたいと思っている相手に対する「節度」は、常に頭においておく必要があります。

4.どんな相手にもミニマムな付き合いは守る

普通の付き合いを望む相手、さらにはできるだけ薄い付き合いにとどめたい相手に対しても、

人間としての必要最低限の付き合いは守るようにしましょう。

「あの人は苦手、できればあまり関わりたくない」と思う人が、人間関係の中に1人や2人はいるでしょう。

しかし、そんな人に対しても、ミニマムな付き合いは守るべきです。

ミニマムな付き合いとは、いわゆる「義理」の付き合いのことです。

この「義理」を果たさないでいると、人間性を疑われ、やがて、親しい人から敬遠されてしまうことになりかねません。

5.人の悪口は決して言わない

人付き合いを壊すもとになる、最も多い原因の一つが「悪口」です。

特に親しく、気の置けない人たちと楽しくおしゃべりしているときなどが、要注意。

ついつい気を許して、そこにいない人の悪口を言ってしまうということが、よくあります。

その話が本人の耳に入ることが少なくありません。

そうならなくても、あなたが悪口を言うのを聞いた相手は、

あなたに対して「いない人の悪口を平気で口にする嫌な人間」という評価をしてしまいます。

百害あって一利ないのが、人の悪口です。

今回はどうすれば、人付き合いを上手にこなすことができるか。

日ごろから心がけるべきコツををご紹介しました。

人付き合いというものに100点満点はありえません。

うまく行かないことが出てくるのは、人間としては当然のことです。

その前提の上で、「少しでも良好な関係を作り、それを保つ」という意識をもつようにするといいでしょう。