2018年9月を以って、25年の芸能人生に終止符を打つ事を決めた安室奈美恵さん。
「安室奈美恵」というスターの楽曲に、パフォーマンスに魅了された人は数多く、引退を惜しむ声が後を絶ちません。
安室奈美恵さんが好かれる理由をご紹介します。
1.圧倒的なカリスマ性
平成の歌姫として大ブレイクした10代、安室奈美恵さんのファッションを真似する女性たち「アムラー」が街に溢れていました。
細眉にロングヘア、ミニスカートにロングブーツといったスタイルが大流行し、コギャルブームを巻き起こったのも安室さんが火付け役です。
結婚、出産を経験した20代、コギャルブームは去った後も安室さんの人気は衰える事はありませんでした。
音楽番組や、バラエティー番組への露出はほとんどなかったにもかかわらず、30代となっても新しいファンを獲得できたのは安室さんの圧倒的なカリスマ性があったからなのでしょう。
歌って踊る彼女姿をいちど見たら、その格好良さに心を奪われます。
10代、20代、30代、いつの時代も生まれ持ったカリスマ性で、多くの人の心をを惹きつけてきました。
2.キュートなルックスと抜群のスタイル
安室奈美恵さんの代名詞となっている小さな顔は、40代を迎えようとしている今でも健在で、年齢を感じさせないキュートなルックスは同世代からも、若者からも憧れの眼差しでみられています。
クォーターということもあり、大きな瞳でまるでお人形さんのような顔立ちは羨ましい限りですね。
もともとのクォリティーが高いので、時代ごとに移りゆくメイクの流行りにのって、派手なメイクからシンプルなメイクに変えても安室流の可愛さは健在。
スタイルの良さも昔とちっとも変わってはいません。
抜群のファッションセンスを生かして、歌手としてだけではなく、若者向けのファッション誌でも、大活躍していました。
安室さんが表紙を飾る雑誌はいつも、バカ売れするのだとか。
女性が憧れる女性であることがよく分かります。
3.多くを語らないミステリアスな部分
安室奈美恵さんのライブでは、MCがほとんどなく、開演から終演までずっと歌いっぱなし、踊りっぱなしというのは有名な話です。
安室さんが10代でまだ売り出し中だった頃は、歌番組でトークする姿も見られましたが、出産を経て芸能の世界に戻ってきてからは、テレビ番組で見かける機会はほとんどなくなりました。
もともと安室さんは、人前で話すことが得意ではないと言います。
才能のある安室さんにとっては、無理をして多くを語るよりも、語らないスタイルを貫いたのは大正解だったようです。
語らないことが、安室さんのミステリアスな魅了となり、ダンスや歌う姿を観る事に価値が高まりました。
4.最高峰のダンスパフォーマンス
安室奈美恵さんのライブに行ったことのある人は、一瞬にして彼女のパフォーマンスの虜になると言います。
スクリーンに映し出す映像などにも彼女のこだわりが随所に散りばめられ、最先端のテクノロジーがふんだんに盛り込まれたステージの中で、激しいダンスが繰り広げられます。
安室さんのダンスパフォーマンスは、どんなに難しい楽曲や振り付けであっても、音と寸分も狂わない完璧なパフォーマンスで、度肝を抜かれます。
彼女は間違いなく、日本が世界に誇るエンターテイナーの1人で、今でも世界中から彼女の引退を受け止めきれないファンの声が届いています。
5.どこまでもストイックな姿勢
安室奈美恵さんがカッコイイのは、ルックスやダンスパフォーマンスだけではありません。
ファンの期待を裏切らずいつもスター「安室奈美恵」で居られる努力をしてきました。
完璧なステージをこなす為に、普段から体を鍛え、ベテランアーティストとなっても未だに、ハードなレッスンをこなしていました。
40歳でキッパリと引退することを決意したのも、ファンに完璧なパフォーマンスを見せるのが「アーティスト安室奈美恵」だと自分自身がポリシーを持っていたからです。
年齢が上がり、求めるパフォーマンスを叶えることが肉体的に難しくなりときがくる。
それならば、自分でゴールを決めて走るという安室さんの潔さが、女性たちの共感を得ているのでしょう。
6.強い女性の象徴
1999年、人気絶頂だった安室奈美恵さんに悲劇が起こりました。
最愛の母が親戚の男によって命を奪われるという痛ましい事件。
その後、自身も離婚を経験し、女手一つで息子を育て上げてきました。
才能も美貌もありながら、決して順風満帆とはいかない人生。
それでも、ファンの前に立ち続け、いつもと変わらない表情で最高のパフォーマンスをする安室さんの強さに人々は強く、強く惹きつけられるものがあります。
平成の時代をかけた「安室奈美恵」という大スターは、惜しまれつつも、芸能活動に潔く終止符を打つことを決めました。
しかし、強さと美しさにとことんこだわった彼女を人々は忘れません。
日本に「安室奈美恵」というアーティストがいたという事は、日本の音楽界に素晴らしい歴史となって残り続けるでしょう。