会社に行ってもすることがなく、無為に毎日を過ごす社内ニート。
「働かないで給料がもらえるからラッキー」と感じる人も中にはいるでしょうが、多くの社内ニートは「早く現状から脱出したい」と思っているに違いありません。
ここでは、そんな方のために、社内ニートを脱出する方法を紹介します。
1.強い危機感を持つ
人間というものは、どんな環境であれ、しばらく同じ状況が続くと、それに慣れてしまうものです。
そのため、自分が社内ニートであるという自覚があり、「なんとかしなければ」と思いながらも、現状に甘んじてしまうケースが少なくありません。
社内ニートをから脱出するためには、そうした意識を改革する必要があります。
ぜひ、強い危機感を持つようにしましょう。
オススメなのは、ライフプランを考えてみること。
どんな人生を送りたいのか、家族や家はどうしたいのかなど、出来るだけ具体的な年齢を想定したプランを作ってみましょう。
そのプランを実現するためには、仕事を続ける必要がありますし、キャリアアップを考えないわけにはいかないでしょう。
それを認識することによって、「このままではいけない」という強い危機感が生まれるのです。
2.「仕事しているふり」はすぐにやめる
社内ニートの共通点の一つが、人目を気にして、とりあえず「働いているふり」をすることです。
これは自分を甘やかすことにしかなりません。
ですから、取り繕うことをやめて、「仕事をしていない自分」を人目にさらしてしまいましょう。
もともと、「仕事しているふり」を、周囲はみんな見抜いているはずですから、それで周囲からの評価が変わるというもとはないのです。
そのことによって、社内ニートである自分をより強く、明確に認識することができます。
「いたたまれない」という気持ちにもなるでしょう。
そういう気持ちになることが、社内ニートから脱出するために、必ずプラスに働くはずです。
3.同僚の仕事ぶりを観察する
さて、その上で、仕事を見つける方法を考えてみましょう。
まずは、同僚たちそれぞれの仕事ぶりを観察してみましょう。
そのことによって、「この人は今、仕事をたくさん抱えていて、その処理に追われている」ということが分かります。
そうしたら、その人に「仕事、お手伝いしましょうか」と申し出てみましょう。
やみくもに仕事の手伝いを申し出るより、仕事が手に余っている人に、うまいタイミングで申し出たほうが、実際に仕事を貰える率は高まるにちがいありません。
また、人の仕事を観察することによって、自分でできる仕事が見つかることもあるはずです。
4.部署内のコミュニケーションを積極的に取る
前項の方法をより効果的にするために、ぜひ、日ごろから部署内のコミュニケーションを積極的に取るようにしましょう。
社内ニートは、ともすると部署内で浮いた存在になってしまい、満足にコミュニケーションを図れないケースが少なくありません。
これではますます、社内ニート化が進むばかりです。
強く意識して、誰よりも密に、ていねいな「報連相」を心がけましょう。
電話の伝言一つするのでも、わかりやすく丁寧な連絡の仕方をすることで、部署内での信頼を得ることができるようになります。
それが、人の仕事を手つだわせてもらうために、プラスに働くというわけです。
5.上司に相談する
社内ニートの特徴の一つに、「上司を避ける」ということがあります。
自分が仕事をしていなことを上司に見られたくないので、上司の目をできるだけ避けるようになってしまうわけです。
これでは、なかなかニート脱出はできません。
ぜひ、自分から上司に相談してみましょう。
その際、避けるべきなのは、いきなり「なにか仕事をいただけませんか?」というような話をすること。
上司は「仕事は自分で見つけるものだ」という答えを返すことが想像できます。
まず、現況を説明した上で、自分がこれまで仕事に積極的に取り組んでこなかったことを反省し、その上で、「ぜひ、この状況を改善したいと思っているのですが、その方法が見つかりません」と、アドバイスを求めましょう。
これなら、上司も前向きに対応してくれるはずです。
社内ニートを脱出するための方法について、「意識改革」「同僚との関係」「上司への相談」という観点から、5点紹介してきました。
「転職」と言いう方法もありますが、それはあくまでも最後の手段です。
その選択をする前に、上記の方法を試してみてはいかがでしょうか。