社会人になると、礼儀正しい人こそ好かれ、
見習わないとという思いから、憧れの気持ちを抱く人もいます。
そんな好印象の礼儀正しい人とは、どういった人のことを指すのか、
その特徴をご紹介します。
1.自分から挨拶ができる
「私人見知りだから」「相手から何も言われないから」という理由で、自分から挨拶ができない人がいます。
相手から言われるまで待っている、またはしなくても良いものだと思っているため、
自ら「おはようございます」や「お疲れさまです」といった挨拶はしないでしょう。
反対に礼儀正しい人は、挨拶で始まり挨拶で終わることができる人。
そして相手から言われるのを待っているのではなく、率先して自分から声をかけることができる人が多いです。
会った時、別れる時、どんな場面においても挨拶は必要不可欠です。
礼儀正しい人になりたい人は、まず自分から挨拶することを心掛けましょう。
2.一般常識がある
礼儀正しい人の多くは、一般常識を兼ね備えており、マナーや常識を守れる人が多いです。
例えば待ち合わせの場所に早めにいくことや、初対面の人に対しては年下であろうが敬語を用いるなど、
常識ある言動ができる人は礼儀正しい人に含まれます。
たまに「フレンドリーに」「距離を縮めたい」という理由から、
ガツガツとタメ口で接したりと異様に距離感が近い人がいますが、こうした人は礼儀正しいとは言えません。
相手が不快な思いをしないように、なおかつ一般的マナーに配慮できている人こそが、礼儀正しい人です。
社会に出たら、友達感覚で接していると「礼儀がなっていない人」と思われてしまうこともあります。
3.もらって当たり前の感覚がない
礼儀正しい人は、人に何かしてもらうこと、人から何かをもらうことを決して「当たり前」だとは思いません。
もらった場合には礼儀として「お返し」をすることが当たり前であり、受け取ってばかりの関係を良しとしないでしょう。
礼儀正しい人は、人から何かをもらった場合、頭の片隅に「いつか返さないと」という意識が常にあり、
「次会った時こそは」「お返しを送ろう」と、してもらったことに対してのお返しを考えます。
「タダでもらった、ラッキー」「忘れたことにしよう」というずる賢い考えはなく、
律儀にお返しするのが礼儀正しい人の特徴です。
4.正しい敬語が使えている
礼儀正しい人は、常識を備えていると同時に、言葉遣いや人との接し方に関して知識があることが多いです。
そのため、目上の人と話す時の話し方、言葉の用い方を心得ており、きちんとした敬語を用いることができます。
今から相手のお宅にお邪魔する際に、「今から行きますので」ではなく、
「今から伺いますので」と言葉のちょっとした違いに気付けるのは、礼儀正しい人だからこそ。
日頃から相手を意識した会話や言葉を心掛けているからこそ、正しい敬語を使うことができるのでしょう。
5.「親しき中にも礼儀あり」を理解している
とても仲が良く、なんでも言い合える関係になると、相手のことを考えずに無神経に発言してしまったり、
自分の都合ばかり優先になってしまったりと、そこに礼儀がなくなってしまいます。
ただ日頃から礼儀正しい人は、「親しき中にも礼儀あり」を理解しており、
いくら仲良くなったとしても、相手のことを傷つけたり、近すぎる距離でキープしたりということはしません。
自分がされて嫌なことは相手にもしない、いくら仲が良いからといってダメなことはダメ、
と境界線をしっかりと引くことができる人は礼儀正しい人と言えるでしょう。
礼儀正しい人は、同性代からお年寄りまで、様々な世代に好かれます。
そこにはマナーだったり気遣いだったりと、相手が不快に思う行動をしない配慮があるからと言えるでしょう。
人間関係には適度な距離感が大事です。
遠すぎず近すぎず、一定の距離を保ちながら礼儀だけはわきまえたいものです。