現代人が抱えるストレスの中でも、厄介な人間関係は最も大きなストレスの原因の1つになります。
そこで、思い切って不要な人間関係を断捨離してみると、スッキリした気分で過ごすことができるようになります。
では、人間関係を断捨離するためには、具体的に何をしたら良いのでしょうか。
今回は人間関係を断捨離する方法をご紹介します。
1.友達が減ることを恐がらないという覚悟を決める
人間関係を断捨離する前に必ず行っておきたいのが、友達の人数が減ることを恐がらないという覚悟を決めることです。
この覚悟が決まらないまま、無理に人間関係を断捨離しようとすると、いざ友達の人数が減った時に、
寂しくて仕方なくなり、心のよりどころをなくしてしまう恐れがあるためです。
しかし、友達の人数が多いか少ないかでは、人間の価値は決まりません。
そのことをじっくりと自分の心の中に落とし込み、「友達の人数が減ったくらいでは、
自分の人生の価値は変わらない」ということを、今一度再確認することから始めてください。
2.3年以上連絡を取っていない人の連絡先を削除する
人間関係の断捨離は、不要な連絡先の削除から行います。
しかし、誰の連絡先を残し、誰の連絡先を削除するかという点で迷うという人が多いのではないでしょうか。
そこで、1つの基準を設けてみましょう。
その基準とは、「3年以上連絡を取ってないという人の連絡先は、最初に削除する」というものです。
自分も相手も、3年経てば、状況も取り巻く人間関係も変わっていきます。
そのため、その月日が流れる間に全く連絡を取らなくなってしまったのであれば、「御縁がない」と考えて良いでしょう。
まずは、3年以上連絡を取っていない人たちとの人間関係を断捨離することで、不要な人間関係の多くから解放されます。
3.義理で行かなければいけない誘いを断ってみる
次に、「行きたくないけれど、今までは義理で行っていた」という誘いを断ってみましょう。
我慢して相手に合わせて誘いに乗っても、そのぎこちない空気が相手に伝わり、かえって失礼です。
それならば、最初からはっきりと断ってしまった方が、お互いに気分を害することがなくなります。
但し、相手はせっかく誘ってくれているので、断る時の言い方には気をつけてください。
「行きたくない」という態度をあからさまに出してしまうと、角が立ち、顔を合わせた時に気まずくなります。
そのため、「体調が悪い」「家庭内でやむを得ない事情がある」といった理由をつけて断ることをオススメします。
やむにやまれぬ事情があるということが伝われば、相手の気分を害することもありませんし、
「断る」ということに自分自身が罪悪感を感じることもなくなります。
そして、義理での付き合いを何度か断っていくうちに、自然とその相手との縁が薄くなっていきます。
4.誰にでも良い顔をしないようにする
人間関係に振り回される人は、ついつい誰にでも良い顔をしてしまう傾向があります。
そこで、人間関係の断捨離のために、それをやめてみましょう。
必要以上に愛想を振りまいたり、頼まれたことを何でも引き受けてしまうという態度を、きっぱりとやめてみてください。
それだけで、「いい人であること」を要求してくる人たちや、無理難題を言ってくる人たちは自然に離れていきます。
但し、いきなりツンツンした態度を取ると、険悪な雰囲気になります。
ケンカ腰になるのではなく、あくまで、「いい人過ぎない、ありのままの自分であること」を意識する振る舞いをすることがポイントです。
人間関係の断捨離をするには、最初は勇気がいります。
しかし、思い切って実行してみることで、煩わしい人からそっと離れることができるので、
日頃のストレスの半分以上がなくなると言っても良いでしょう。
人間関係の断捨離をしてしばらくは、寂しい思いをするかもしれません。
しかし、その後は新しい出会いもあります。
その出会いを楽しみに、勇気をもって人間関係の断捨離を実行しましょう。