ストレス社会の現代においてスルースキルは生き抜くためにとても重要なテクニックです。
いつもネチネチ小言を言ってくる上司、くだらないギャグでいつまでもしつこく話しかけてくる同僚、仲良くもないのにプライベートに干渉してくる知人などを1時全力で相手しているとこっちがストレスを溜めるだけです。
ここではスルースキルを身につける方法を紹介します。
1.日ごろからスルーするキャラを作る
同じことをネチネチ嫌味っぽく言ってくる上司や、つまらない話を延々と話しかけてくる同僚や知人はなぜそうするかと言うと、あなたがそういうくだらない内容をスルーせずにいつもきちんと聞いてくれると思い込んでいるからです。
逆に言えばあなた自身がそういったつまらない相手の期待に応えないようなキャラ作りをすれば相手は自然とあなたには構わなくなります。
ネチネチ嫌味を言われたら、全然気にしてないふうを装って見当違いの相槌を打つ、つまらない話を話しかけたら露骨に無視をするなど日頃からスルーするキャラを作ってしまえばその後は安全です。
2.嫌われることを恐れない
面倒なことをスルーできなくて全部自分で抱え込んでしまったり、その場で文句を言えずに家に帰ってからもずっと悩んでストレスを溜め込んでしまう人は、根が優しいどんな人にも嫌われたくないタイプの人です。
もしあなたがそのようなタイプでスルースキルを身につけたいなら、嫌われることを恐れないことです。
面倒なことを言われて絡まれたら、露骨に表情に出して嫌な顔をする。
「今は忙しいんで話しかけないでください」ときっぱりと不快感を表明する勇気が必要です。
確かにそれによって相手が気分を害するかもしれませんが、そもそも悪いのは相手なので何も気にする必要はありません。
3.たまにはキレる
この人は何を言っても絶対怒らない人だ、どんな面倒くさい話でも耳を傾けてくれると相手から思われてしまうと、ますます相手は面倒くささを助長させます。
スルースキルを身につけるためには、あなたもたまには怒ることがあるキャラクターだということを相手に印象付けるのが必要です。
キレる相手は直接めんどくさい相手でなくて構いません。
「休みの日にこんな迷惑な他人がいたので、腹が立ってひっぱたきたくなりましたよ」と話したり、他の人の話に対して「はぁ。
?何それ。
おかしいんじゃないの?」と周りが引くぐらいの勢いでキレることで、この人は度が過ぎるとキレることがあってしかも強いという印象をめんどくさい当事者に与えることができます。
4.時間を無駄にしないという考え方をする
スルースキルを身につけるためには相手に対する直接の行動以外に、自分自身のストレスに対する考え方を見直すことも有効です。
嫌な言葉を投げつけられて、その場で嫌な思いをしたけれど直接言えずに家に帰ってもずっとそのことを気にし続け、次にその相手の顔を見るたびに思い出して嫌な思いをするというのは、自分にとってストレスなだけでなく人生の限りある時間をめんどくさい相手のために浪費していることになります。
しかも大概の場合相手は言ったことすら覚えていません。
嫌なことがあってもそれについて考えて落ち込むことで時間を無駄にするよりも、華麗にスルーすることで自分の時間を無駄にしないと言う切り替えはとても重要です。
5.親しい人に愚痴を聞いてもらう
スルースキルを身につけるために親しい人の力を借りるのも有効です。
言われたことや嫌な出来事を全部自分で抱え込むと、問題が解決しない限りストレスは雪だるま式に自分にのしかかってきます。
心置きなく話せる親しい人に、ただ愚痴をこぼすだけで受けたストレスはそこで一旦の決着を見ることができます。
具体的なアドバイスなどもらう必要はありません。
そうやってプライベートで愚痴を聞いてくれる親友がいれば、会社で上司から嫌味を言われても「また言ってる、次に親友に会う時の話のタネにしよう」「また新しい非常識ネタを仕入れられた」と切り替えて考えることができ、ストレスをその場でスルーすることができます。
いかがでしたか。
このようにスルースキルを身につけるためには、自分自身で誰からも嫌われたくない、いい人だと思われ続けたいという気持ちを少しだけ切り替えることが重要です。
それによりスルーしたくなるようなめんどくさいストレスを与えてくる相手も、あなたの反応が思い通りにならなければ構ってこなくなり、構ってきても華麗にスルーすることができるようになります。