人間の平均的な睡眠時間は6~9時間であると言われていますが、
世の中には短い睡眠時間を取るだけで日常生活に全く支障のない人もいます。
一般的に1日に6時間未満の睡眠しか必要としない人のことを「ショートスリーパー」と呼びます。
今回はショートスリーパーに共通する性格的特徴についてまとめてご紹介します。
1.社交的で活発
ショートスリーパーはとても社交的です。
1人よりも集団で行動する方が断然活き活きとするタイプなので静寂は性に合いません。
人とのコミュニケーションが大好きなので交友関係が広く、男女・年齢問わず友人がたくさんいるという特徴があります。
ショートスリーパーは短気で負けん気が強いため、他人と衝突することがよくありますが、
根に持たない性格なので意外とあっさり仲直りすることができます。
リーダーとしてのカリスマ性には欠けていますが、場の雰囲気を盛り上げる貴重なムードメーカーになれる資質を持っています。
ショートスリーパーは室内でじっとしていることが苦手です。
根っからのアウトドア派なので外に出て体を動かさないと欲求不満になってしまいます。
社会人なら、オフィス内の事務作業よりも外回りの営業や接客・サービス業などの方が向いています。
その方が結果的に大きな成果を上げることができます。
2.楽天的でポジティブ思考
ショートスリーパーは性格が明るく、細かいことを気にしない人が多いと言われています。
基本的にポジティブシンキングなので、あまり物事に動じることがありません。
急にトラブルが発生してもパニックを起こさず冷静に対処します。
どちらかというと「失敗しても、まあいいや」的に考える性質なので、たとえトラブルによって損害を被っても大して気にしません。
ショートスリーパーはストレスに強く、気持ちの切り替えが早いという特徴もあります。
1つのことについてグダグダと悩み続けることは性に合わない上に時間の無駄と考える傾向があるので、嫌な事があっても立ち直りが早いのです。
彼らはせっかちな人が多く、じっくり時間をかけて物事を深く考えることが苦手ゆえに失敗することが多々あります。
しかし、「失敗は成功のもと」、「チャンスは1度ではない」とポジティブに捉えて何度でも諦めずに挑戦します。
打たれ強さと粘り強さもショートスリーパーの特徴だと言えるでしょう。
3.好奇心が旺盛
ショートスリーパーは好奇心が旺盛で、色々な事を知りたい、やってみたいと考えます。
人が尻込みするような事でも平気で飛び込む勇気と度胸を持ち合わせています。
例えば、スポーツならスカイダイビングやパラシューティングなど、命の危険があるものほど魅力を感じます。
ショートスリーパーは危険予測をしない人が多く、段取りを組んで計画的に行動するよりも「とりあえずやってみる」タイプです。
リスクよりも目先の興味を優先する傾向があります。
彼らは知識欲も旺盛です。
自分の専門分野以外の事にも関心を示し、様々な知識を貪欲に吸収します。
博識で多趣味な人が多いのもショートスリーパーの特徴です。
4.意思が強く、即決・即断力に優れている
ショートスリーパーの長所は即決・即断力に優れていることです。
しかし、細かいことを気にせずサクサク物事を進めることができる一方、
物事について熟考したりリスク予測をしたりすることは苦手な傾向があります。
どちらかというと「失敗を恐れずにとりあえず挑戦する」タイプで、失敗したら後から挽回すれば良いと楽天的に考えます。
長期的な視野で考えなければいけないような仕事は任せない方が無難ですが、
突発的なアクシデントに対する応急処置には優れた能力を発揮し的確な判断をしてくれるので貴重な存在です。
さらに、ショートスリーパーは自己主張が強い人が多く、頭の回転が早いので、誰かを説得することや、
誘導尋問をして必要な情報を収集することが得意です。
味方につけると非常に頼もしい存在ですが、敵に回すと厄介以外の何物でもありません。
ショートスリーパーと衝突することはできるだけ避けた方が無難です。
睡眠は体と脳の疲労を回復するために必要なものです。
ですから無理に睡眠時間を削ると日中の活動に支障をきたします。
1日に必要な睡眠時間は人によって違い、標準より長く寝ないと疲れが取れない人もいれば、短時間で完全回復できる人もいます。
ショートスリーパーになるには遺伝も多少関係しているので一概には言えませんが、
ストレス耐性が高く楽天的な性格の人の方がショートスリーパーになりやすいようです。
ショートスリーパーでなくても、身心共にリラックスして質の良い睡眠が取れるようになれば、比較的短い睡眠時間で過ごせるようになるでしょう。