いくら心から好きな相手であっても、その人に片思いする日々が長く続き過ぎると精神的に疲れ切ってしまいます。
しかし、なかなか片思いを断ち切れないために、心の中が悪循環に陥ってしまっている人もたくさんいます。
では、片思いに疲れた人とは、具体的にどのような特徴を持った人なのでしょうか。
今回は片思いに疲れてしまった人の特徴をご紹介します。
1.相手以外の異性が目に入らなくなっている
1人の相手に対して、あまりにも長く片思いし過ぎてしまうと、その相手だけがこの世の異性のすべてであるように錯覚してしまうようになります。
そのため、相手以外の異性が全く目に入らなくなります。
その結果、片思いの相手1人に依存してしまうことになり、そこから抜け出せなくなってしまいます。
もし、心配した友達が誰か他の異性を紹介してくれたとしても、一切目を向けません。
片思いの相手以外の異性を、異性として意識することができなくなっているため、どんな異性と接しても、自分の前から素通りしていってしまいます。
2.仕事や趣味などに身が入らなくなる
片思いが長く続き過ぎると、生活にも悪影響を及ぼします。
長く続いた片思いのために蓄積したネガティブな感情が限界に達し、集中力が著しく落ちてしまいます。
その結果、仕事をしていても全く身が入らず、ミスばかりが続くようになります。
それによって人間関係や生活そのものまでも揺らぐことに繋がり、更にネガティブになってしまいます。
何か趣味を持っていた人も、片思いに疲れてくると、それを楽しむことができなくなります。
頭の中が相手のことでいっぱいになり、何をやっても上の空になってしまうので、「何かに打ち込む」「心から楽しむ」という行為ができなくなってしまいます。
3.冷静な判断力がなくなってくる
疲れるくらい長く片思いが続くと、片思いの相手を自分の理想像に仕立て上げるようになってしまいます。
相手の良いところしか目につかなくなり、本来はしっかりと把握しておくべき相手の欠点が見えなくなってしまいます。
更に、「この人はこんな素晴らしい人に違いない」と相手のキャラクターを勝手に作り上げてしまうことすらあります。
その結果、相手が本当に自分にふさわしいかどうかということを、冷静に判断することができなくなります。
相手を「理想通りの運命の人」と思い込んでしまうあまり、相手の本当の姿を見極めることができなくなってしまいます。
4.家族や友達の前で、愚痴やネガティブ発言が多い
心から好きになった人ができたということは、本来は幸せなことです。
たとえその恋が叶わなくても、「相手のことを思っているだけで幸せな気持ちになる」というのが恋愛というものです。
しかし、片思いに疲れてくると、相手に執着するあまり、自分の心の中がネガティブなものでいっぱいになり、身動きが取れない状態になってしまいます。
そのため、その鬱憤をどうにかして晴らしたいという思いが我慢できなくなり、家族や友達の前で愚痴やネガティブな発言をすることが多くなります。
好きな人がいるにも関わらず、愚痴やネガティブ発言ばかりしている人は、間違いなく片思いに疲れている人です。
「なかなか相手が振り向いてくれない」「相手が自分の気持ちをわかってくれない」という焦りや苛立ちに加え、
「フラれることが恐くて告白もできない」ということも心の重荷になり、ついつい会話の中身がネガティブになってしまいます。
片思いに疲れている人は、「相手に自分の気持ちを知ってほしい」と強く願う一方、「恐くて告白などできない」という気持ちも持っています。
これがジレンマとなり、身動きが取れなくなって、精神的に追い詰められています。
そのため、前向きで冷静な思考に切り替えることが難しい状態になっています。
もし片思いに疲れたら、疲れた心を1人でゆっくり丁寧に癒す時間が必要になります。
そして、少し冷静さが戻ってきたら、人の意見も参考にしながら、どうやって片思いと決着をつけていくべきかをゆっくり考えましょう。
焦らずに、じっくりと自分と向き合うことが大切です。