「器が大きい」というのは、男にとって最高のほめ言葉と言っていいでしょう。
歴史上の偉人には「器が大きい」と称される人物が少なくありませんし、
実社会においても、器が大きな人は、社会的に高い地位につけるものです。
ここでは、そんな「器が大きい男」に共通する特徴をお話しします。
【特徴・方法】
1.感情が良い状態で安定している
感情の起伏が激しくなく、いつでも良い状態のまま保たれているのが、器が大きい男性に共通した特徴です。
もちろん、人間ですから、いつも上機嫌でいられるはずはありません。
時には嫌な感情を抱くこともあるでしょう。
しかしその場合でも、自分で自分の気持ちをコントロールすることができます。
嫌な気持ちに一瞬なったとしても、また元の良い状態に、感情を戻すことができます。
2.不測の事態が起こっても、パニックにならない
同時に、パニックにならないという特徴ももっています。
思わぬハプニングや、想定外の事態が発生したときも、冷静さを失って取り乱すということがありません。
事態によっては、驚きとまどうことはあるでしょう。
しかし、どんな事態になろうとも、常に冷静な目をもって対処することができます。
これほど、周囲にとって頼もしい人はいないでしょう。
3.思考が柔軟で、「大きな耳」を持っている
器が大きな人は「大きな耳」を持っています。
つまり、人の意見や考え方を聞き、それを受け入れることができます。
一つの思考に固執することなく、常に柔軟にものごとを考えることができる能力と言い換えてもいいでしょう。
たとえ、自分とは正反対の意見を言う人がいたとしても、頭からそれを否定することはしません。
「そういう見方、考え方もあるのか」という受け止め方ができます。
時に応じて、自分の意見を捨て取ることもできるのが、器の大きな人ということができるでしょう。
4.「大きな目」を持っている
大きな耳だけでなく「大きな目」も持っています。
どんな時でも、どんなことに対しても、それを全体として捉えることができるのが、ここでいう「大きな目」です。
小さなことや細部にはこだわることなく、ものごとを大きな目で俯瞰し、大局的にとらえることができるのが、器が大きい男です。
5.人に対してやさしい目を持っている
どんな人に対しても、やさしい目で接するのも、器が大きい人に共通する特徴でしょう。
できるだけ人のプラス面を見ようとし、マイナス面も認めてあげることができます。
ですから、例えば、相手が何か過ちを犯したとしても、それを許し、受け入れることができます。
それは人に甘いということではありません。
必要であれば、相手の過ちを指摘し、厳しく注意することはあります。
しかし、それはあくまでも相手に同じ過ちを繰り返させないためにします。
6.いつでも相手本位で考えることができる
それとも関連しますが、相手本位で考えることができるという特徴もあります。
相手の置かれた立場や状況を「自分のこと」として捉え、考えることができます。
これは言うは易く行うは難しで、そう簡単にできることではありません。
人間はエゴを持っているため、どうしても自分本位になってしまうものだからです。
そうしたエゴを離れ、相手の身になって考えることができるのが、器が大きい男ということになるでしょう。
7.人に頭を下げることを、いとわない
器の大きい男は、つまらないプライドを持っていません。
ですから、自分が失敗した時には、それを認めて、素直に頭を下げることができます。
必要であれば、相手に対し土下座をすることさえできます。
自分のプライドは、土下座によって傷つくようなちゃちなものでないことを、知っているからです。
さらに、立場上そうすべきと判断したら、人のミスや失敗を自分がかぶることもできます。
今回は男ならだれでもそうありたいと憧れる「器が大きな男」について、その7つの特徴を見てきました。
7つの特徴をすべて備えるのは至難の技でしょう。
しかし、中には、意識し、努力することによって身に着けられる特徴もあるはずです。
上記を参考に、「器が大きい男」を目指してみてはいかがでしょうか。