レディーファーストがきちんとできている男性と、全くできない・しない男性が混在しているのが日本の社会です。
レディーファーストな男性と少し接してみただけで、他の人との違いにビックリしてしまう人は多いものです。
彼らの特徴とはどういったものでしょうか。
1.人の立場になってものを考えられる
一般にいって女性は、男性ほど腕力がありません。
街中のドア、ボタンなど男性が何とも思わないものも「重い」と感じることがあります。
世の中の構造がまだ「成人男性仕様」になっている部分があるからですね。
荷物の重さなどについても同様で、どのぐらいのものを「重い」と思うかには男女差があります。
こうしたことに気が回る男性は、自然とレディーファーストな行動を考えるものです。
人の立場になってものを考えられるタイプでは、女性のみならず、お年寄りや子どもなどにも適切な対応が取れますし、それを特別なことだとも思っていません。
2.女性慣れしている
女性慣れしている男性では、やはりある程度のレディーファーストは身についている場合が多いです。
レディーファーストを好む女性か、そうでないかも見抜く力を持っている男性がいます。
この場合の女性慣れとは、必ずしも女性との交際経験が多い、ということを意味しません。
女性の多い職場で働いていたとか、生育環境で周囲に女性が多かったなどのことも含まれます。
3.無理をしている
スマートにレディーファーストが行える男性もいますが、「無理をしている」男性もいるのが実情です。
このような男性ではどこかぎこちなく、「だったら普通に男友達のように接してきてもいいのに」と考える女性も出てきます。
ただし、最初はぎこちなかった男性でも、場数を踏むことで洗練されてくるケースは当然考えられます。
4.海外生活が長かった
欧米ではレディーファーストは特別なものではなく、ごく普通に行われているケースが多数です。
こうした環境に長くいると、自然とレディーファーストが身についてしまいます。
生まれ持っての性格、人柄などとはあまり関係のないことです。
この逆で、日本で育ち、成人後に欧米に住むことになった外国人男性などでは、レディーファーストができず困ってしまうこともあります。
5.それ自体を楽しんでいる
男性は、色々とものを研究したりすることが好きな傾向があります。
女性に優しく接したいとの気持ちとは別に「レディーファーストという行動を取ると、実際どんなメリットがあるのか」などと好奇心から行動することもあります。
気取らない行動に比べ、レディーファーストでは男性はしっかりと徹底した行動を取る必要があります。
「今日はエレベーターが今ひとつだった。
次回のデートではエレベーターを使う場面を作って、練習したら楽しそうだ」などと、「それ自体」を楽しんでいる男性もいます。
…動機として微妙ですが、悪いことともいえません。
ただ、それ自体を楽しむことにこだわるあまり、女性の話を良く聞かないなどでは、本末転倒となってしまいます。
6.周囲に「カッコイイやつだ」と思われたがる
この特徴を持っている男性は、実際あまりカッコよくなさそうです。
街頭やレストランなどで、居合わせた人に「あいつはカッコよくてスマートだ」と思われたいがために、レディーファーストを学び、練習していきます。
ナチュラルなレディーファーストができる男性では「その行動カッコイイね」と言われても「何のこと?」といった表情を見せます。
一方見栄っ張りタイプではニヤニヤしてしまったりとあまり魅力的でないですね。
良くも悪くも、レディーファーストについて「当然のこと」とはいえないのが日本社会です。
その中でレディーファーストを行う男性には、幾つかのタイプ、それぞれの特徴があるとわかりますね。
日本では「単なる習慣」というほどには定着していないのですから、「意識的」に行う男性も多いということ。
それぞれに意図があります。