自分で自分の心を制御し、行動をコントロールすることができる人は「自制心のある人」と呼ばれます。
この自制心のある人は仕事でもプライベートでも高い評価につながります。
では、どういう人が自制心がある人なのか、ここではその特徴を紹介します。
1.預金高が多い
セルフコントロールがあらゆるシーンで発揮されるのが、自制心のある人ですが、その一つが金銭感覚。
出費に関する欲望を制御できるのですから、自然に預金高が多くなります。
目標や目的を決めて、それに向かって計画的に蓄財することができますし、買い物も計画的にします。
一時の感情で買い物をするということがありません。
多くの人が経験する「衝動買い」とは無縁です。
つまり、お金に対するセルフコントロールができるのが、自制心の強い人であり、その結果として蓄財が多くなるということができるでしょう。
2.健康体で、太らない
健康面でのコントロールもきちんとしますから、病気になる率は普通の人よりも低くなります。
健康に関する生活習慣について、すべて気を使っていますが、その中心になるのは、やはり食生活です。
バランスの良い食事を常に心がけ、食事の時間や量に関しても、きちんとした習慣づけができています。
ですから、遅い時間に夜食を食べたり、バイキング料理などで必要以上の量を食べたりすることはありません。
お酒を飲む場合でも、自分の適量を把握していて、それを越えて飲むことはありませんから、
酔って乱れたり、まして酔いつぶれるというようなことはないのです。
暴飲暴食とは無縁なのが、自制心の強い人です。
また、食事量もコントロールしますから、太るということもありません。
「ダイエットで成功するのが自制心の強い人」という解釈もありますが、食事量を守り、太ることがないので、
そもそもダイエットの必要がないのが、真に自制心のある人です。
3.休日も寝坊しないで、1日を有効に使う
多くの人は休日は寝坊したり、だらだらして一日を過ごしてしまうものです。
それに対して、自制心のある人は、休日もきちんとしたペースで計画的に過ごします。
一日中家にいることももちろんありますが、その場合も、朝はいつもと変わらない時間に起きて、
普段はできない家事をしたり、趣味や勉強など、有意義な時間の過ごし方をします。
また、二度寝をすることがないのも、自制心のある人の休日の特徴です。
4.時間厳守
寝坊をしないという特徴とも通じますが、時間にきっちりしているのも、特徴の一つです。
約束の時間を守るということを鉄則にしていますから、そこから逆算して自分の行動を決め、制御します。
ですから、時間を違えたり、遅刻することがありません。
それはあくまでも自然な意識の中で行われることですから、時間厳守を精神的負担と感じることはありません。
5.流行などに左右されない
自分の心を自分で制御することができますから、外部からの情報などに影響をされないという特徴もあります。
例えば、流行しているものがあって、周りの人がみんなその流行に乗っているとしましょう。
そういう環境にあっても、自制心のある人は、「その流行のものが自分にとって意義あるものかどうか」をきちんと判断します。
有意義なものであれば、その流行に従うこともありますが、そうでないと判断したら、
どんなに流行していても、それに乗るということはありません。
6.先々のことを常に考える
自制心がある人は、刹那主義とは対極にあります。
「今がよければいい」とか「目の前の快楽を選ぶ」ということがないのです。
つまり、常に先々のことを考慮し、より良い明日にするために今すべきことを判断するのが、自制心のある人の共通点と言っていいでしょう。
いくら目の前に自分にとって魅力的なものが置かれていても、それが将来どんな結果をもたらすかを考え、
プラスの効果があると判断できない限り、それに手を出すことはしません。
今回は自制心がある人について、代表的な特徴を6種類、紹介してきました。
セルフコントロール力を持つことは人生にさまざまなメリットをもたらします。
また、自制心は自分の意識次第で、後天的に身に着けることができます。
是非、貴方もこれをきっかけに自制心を鍛えてはみませんか。