同じセクションで同じ仕事をしていても、仕事の早い人と遅い人がいます。
どうして人によって仕事のスピードに差ができてしまうのか。
今回は仕事の遅い人に注目して、共通する特徴を見てみましょう。
1.いきなり仕事を始めてしまう
効率的に仕事を進めるために欠くことができなのが、事前の準備と段取りです。
仕事を始めるにあたって、必要な資料などを準備し、どのように仕事を進めて行くのが一番効率的か、
その段取りを考えておけば、仕事を早くこなすことができます。
仕事が遅い人は、そうした準備をせず、進め方を考えることもしないで、いきなり仕事を始めてしまいます。
仕事を始めてから、必要なものを探したり、どう進めていけばいいかわからなくなって、立ち往生してしまうことが少なくありません。
ひどい場合には、最初からやり直しということさえあります。
これでは、仕事が遅くなるのは当然のことと言っていいでしょう。
2.集中力がなく、気が散ってしまう
仕事に集中するのが苦手というのも、仕事の遅い人の特徴です。
仕事を始めても、なかなかその仕事に神経を集中させることができず、
メールチェックをしてみたり、まったく仕事とは関係ないことを考えたりします。
そのように気が散った状態で仕事をすれば、スピードが遅くなるだけでなく、ミスも犯しやすくなります。
ミスをすれば、その修正の必要が出てきますから、さらに仕事のスピードは落ちるでしょう。
3.休憩を取らずにだらだら仕事を続ける
どんなに優秀な人でも、人間の集中力には限界があります。
何時間も高い集中力を保ったまま、仕事を続けることはできません。
ですから、適度に小休憩を取りながら、仕事を進めていく必要があります。
この休憩の取り方が上手で、短時間で気分をリフレッシュすることができるのが、仕事の早い人です。
逆に、小休憩を取ることをしないで、長時間だらだら仕事を続けると、作業効率は間違いなく低下します。
ミスのリスクも高くなるでしょう。
したがって仕事の仕上がりが遅れてしまいます。
仕事が遅い人には、つまり、「休憩を取るのが下手」という特徴があるわけです。
4.デスクが汚い
デスクが汚いというのも、仕事が遅い人の共通点です。
整理整頓が苦手で、デスクの上には書類が山積み、引き出しの中も乱雑をきわめているという人は、仕事をスピーディに進めることができません。
仕事をしながら、必要な書類などを探すとき、整理されていないデスクでは、見つけるのに時間がかかってしまいます。
例えば、ホッチキスが見つからないで、やむなく隣のデスクの人に借りる、というようなことをしていては、仕事が遅くなるのは当然でしょう。
5.細かいところにこだわってしまう
仕事は「早くて正確」がベストです。
いくら仕事が早くても、仕上げた書類の内容が間違いだらけというのでは、「仕事が早い人」とは言えません。
しかし、あまりに細かいところにこだわるのも、考えもの。
仕事が遅い人には、仕事の全体像を見ないで、細部にばかりこだわってしまうという特徴があります。
小さな部分を完璧に仕上げようして、そこにばかり時間を注ぎ、そのため仕事全体のスピードが低下してしまいます。
手際よく仕事をすすめられる人は、完璧をめざすことなく仕事をひととおり仕上げ、
そのあとでしっかりセルフチェックすることで、細部を仕上げていきます。
その方が効率的であることは言うまでもありません。
それができないのが、仕事の遅い人の共通点ということになります。
今回は仕事が遅い人に見られる特徴のうち、代表的なものを5つ紹介しました。
あなたの周りにいる人に当てはまらないかチェックするとともに、
「もっと仕事のスピードをあげたい」と思っている人は参考になさってください。