信心深い人は、目に見えないものを敬う心を持っており、
「人間は、自分の周りにあるあらゆるものの助けを借りながら生きている」という謙虚な気持ちと感謝の気持ちを忘れない人です。
では、信心深い人とは、具体的にどのような人なのでしょうか。
その特徴についてご紹介します。
1.家の中や周りをキレイに掃除する習慣を持っている
信心深い人は、家の中や周りをこまめに掃除し、
自分が日常生活を送っている環境を、常にキレイに整える習慣を持っています。
身の回りをキレイに整えておくと、風通しが良くなります。
風通しが良くなると、神様や仏様など神聖な存在がスムーズに通ってくれるようになると言われています。
そのため彼らは、身の回りをキレイにし、風通しを良くしておくことをとても大切にしています。
身の回りを掃除するという行為は、「身の回りのあらゆる箇所に目を行き届かせる」ということを意味する行為でもあります。
彼らは、自分の生活環境の隅々にまで目を行き届かせ、
自分が日々を過ごしているあらゆる場所の風通しを良くすることを意識することで、
良い「氣」が循環していくように常に配慮しています。
2.毎日、自分の先祖に感謝の気持ちを伝える習慣を持っている
どんな人間であっても、今自分がここに生きているのは、先祖が命をつないでくれたからに他なりません。
信心深い人は、そのことに対して、いつも深い感謝の気持ちを持っています。
そして、その気持ちを毎日先祖に伝えるという習慣を持っています。
そのため、朝起きたら必ず先祖に挨拶をし、感謝の気持ちを伝えています。
たとえ実際に会ったことがなくても、先祖が長い年月をかけて命を繋ぎ、
自分という存在を生み出してくれたことに対して、彼らは心の底から「有り難い」と感じ、
先祖に対する愛の気持ちを決して絶やしません。
そして、そんな先祖が繋いでくれたかけがえのない自分の命を、
何があっても大切にしたいと思っているのも、彼らの大きな特徴です。
3.自然を大切にしている
信心深い人は、自然をとても大切にしているということが大きな特徴です。
自然は雄大な存在であり、どんなに頑張っても、人間が太刀打ちできる相手ではありません。
言い換えれば、「自然は、神様や仏様と同じ存在」であると言えるでしょう。
そのため、信心深い人は、人間を超越した存在である自然に対して、畏れや敬いの気持ちを忘れません。
彼らが自然の中に入っていく時は、「失礼させていただきます」と心の中で一礼し、
そこから出る時は「お邪魔させていただき、ありがとうございました」と心の中で感謝します。
そしてもちろん、自然はできるだけ自然のまま残しておこうと努めるため、自然を壊すような行為は意識的に慎みます。
なぜそこまで彼らが自然に敬意を払うかと言うと、
「人間は自然の恵みによって生かしていただいている」という意識が強いためです。
そのため、必然的に自然に対して感謝の気持ちが生まれ、自然を大切に扱う習慣が生まれるのです。
4.出会う人を大切にしている
信心深い人は、神様や仏様・自然などの「神聖な存在」だけを大切にしているわけではありません。
本当の意味で信心深い人は、「人」も大切にしています。
そのため彼らは、出会う人すべてに愛を注ぎ、敬意を持って接します。
信心深い人は、「どんな相手の心の中にも、神聖なものが宿っている」と信じています。
そのため、人と接する時、相手の神聖な内面に対して常に敬意を払います。
その結果、どんな相手の心も解きほぐすことができます。
信心深い人は誰とでもこのような接し方ができるので、どんな人とでも穏やかな良い関係を築くことができる人です。
信心深い人は、神様や穂とめ様はもちろん、自然や自分の先祖など、
目に見えないもの全てに対して敬う気持ちを持っており、その存在に対して常に感謝の気持ちを忘れません。
そして、感謝の気持ちを実際に行動で示すことができるため、彼らの心は愛と感謝の心で満たされています。
そのため彼らは、いつも穏やかな雰囲気を醸し出しています。
そして、多くの目に見えない存在に生かされている、たった1つの自分の命も、同じように大切に扱います。
信心深い人は、「何かを粗末に扱う」ということがなく、
自分の周りの全ての存在を同じように心から愛することができる、素晴らしい人であると言えるでしょう。