お店の店員さんや営業マン、身の回りの友達などで物腰が柔らかいと感じる人は何人か思い浮かぶのではないでしょうか。
物腰が柔らかいと一言に言っても、その人たちにはそう感じるだけの色々な要素があります。
物腰が柔らかいという印象を他の人に与えることで人間関係はスムーズに進みます。
ここではそんな物腰が柔らかい人の特徴を紹介します。
1.ゆっくり聞き取りやすい口調で話す
物腰が柔らかい人は話し方が特に重要なポイントです。
まず相手がどんな人でも聞き取りやすいように、ゆっくりとしたはっきりと聞き取りやすい口調で話します。
そして、一言一言相手の反応を見ながら会話を進めていきます。
決して自分の言いたいことを早口でまくしたてるようなことはしません。
話している内容が同じでも、相手の反応を見ながら相手を尊重して話していますよと言う印象はたとえそれが4つだけだったとしても話しかけている相手は物腰が柔らかい印象を受けます。
2.聞き上手
物腰が柔らかい人は聞き上手です。
自分と相手が話す割合に気を配り、たとえその人がセールスマンであったとしてもむしろお客さんの方が話す割合が多いくらいです。
人間は相手の事よりも自分のことに興味があり、自分の話をする時は知らず知らずのうちに気持ちが良くなります。
さらに物腰が柔らかい人は、相手の一言一言に丁寧な相槌を全身で打ち、話している人に高揚感を与えます。
甲子で聞き上手になって相手の話を聞くことは、相手がどんな人物かを短時間で理解することにもつながるのでますます物腰が柔らかい印象を与えながら会話を進めることができます。
3.低い姿勢から話す
物腰が柔らかい人は、例えば大柄な男の人が小柄な女の人に話しかける時でも前かがみになったりしゃがんだり工夫をして低い姿勢から話すように心がけます。
視覚が他人に与える印象はとても割合が大きく、背が高くて大柄な人が高い位置からふんぞり返って話しかけてくれば話の内容でどれだけへりくだっていても高圧的な印象を受けてしまいます。
物腰が柔らかい人は自分の体格に関わらず、なるべく自分を小さく見せて低い位置から相手に話しかけることで視覚的な印象を柔らかくコントロールしています。
4.余裕がある
物腰が柔らかい人は低姿勢で相手に接しますが、だからといって卑屈なわけではありません。
ペコペコ頭を下げて相手にお世辞を連発してへりくだる姿勢は、低姿勢なように見えてかえって相手に気を遣わせる行動につながります。
つまりあまりにも卑屈な態度は相手が卑屈な人に借りを作っているような気分になり、代わりに何かしてあげなければいけないという気持ちを強要することで逆に気を遣わせてしまいます。
物腰が柔らかい人はその辺りをきちんとわきまえているので、卑屈になるのではなく自分に余裕を持った上で相手に敬意を表するという絶妙のバランスを保って態度で表します。
5.表情がニコニコしている
物腰が柔らかい人で他にも重要なのは表情です。
怖い顔や仏頂面で無表情ではなく、いつもニコニコしていることが重要です。
言うまでもないことですが人は相手がニコニコ穏やかな表情をしていれば第一印象で思わず心を許してしまいます。
笑顔で接すれば相手もまた笑顔になり、この人と話していると気分が穏やかになるなと思わせることが物腰が柔らかい人として信頼される秘訣です。
6.まず相手を肯定する
物腰が柔らかい人にとって重要なテクニックは、どんな会話をしていてもまず相手を最初に肯定することです。
相手が何か話した内容に答える時に「いや」「でも」「むしろ」などついつい否定から入ってしまう人は物腰が柔らかい人とは思ってもらえません。
たとえ相手に反応する時でも「なるほど」「確かに」「はい」と、とりあえず冒頭で相手を肯定することはとても重要です。
話の内容的には相手を指定していても、冒頭で肯定されることにより相手はなぜか気を悪くしません。
いかがでしたか。
物腰が柔らかい人は意図的にせよ無意識にせよ相手が自分と話していて気持ちよくなるためのテクニックを常に駆使しています。
そしてそういったテクニックを身につけるためには、逆に相手がどんな態度を取ったら嫌な気分になるかというのをイメージして、徹底してそれをしないように心がけることが物腰が柔らかい人になるための近道です。