宗教にはまってしまう人の特徴4個

最終更新日:2016年11月14日

特定の宗教にはまってしまう人がいます。

宗教に興味のない人にとっては、「宗教にはまってしまう人の気持ちがわからない」ということになるでしょうが、

そう思っていた人が宗教と出会って、はまってしまうケースも少なくありません。

では、どんな人が宗教にはまってしまいやすいのでしょうか。

今回は宗教にはまってしまう人の特徴をご紹介します。

1.性善説に立ち、人間を信じている

どんな宗教であれ、その宗教を人に勧め、広めて行くのは人間です。

「神」を想定している宗教でも、神が直接、人に教えを伝えるということはありません。

必ず「人間」が介在するわけです。

ですから、宗教を信じるようになるには、その教えを説く人の言葉を、全面的に信じる必要があります。

教えを説く人について、「この人は良い人で、私のためを思って話をしてくれている。

私のためになることを教えてくれている」と思わなければ、話の内容を信じることはできませんし、まして「はまる」ということはないでしょう。

宗教に勧誘された時、その相手を「善人」と信じることができる人、つまり、「人間は本質的に善人だ」という性善説に立っている人が、

宗教にはまりやすいと言っていいでしょう。

例えば、人から裏切られたことがきっかけで宗教に入るケースがあります。

その場合、「人間が信じられない」と思いながら、宗教を勧める人のことは全面的に信じられるのですから、本質的な人間不信ということはできません。

本質的には人間を信じているのです。

2.解決できない悩みを抱えている

「悩み」が、宗教に入るきっかけになるケースが多いことは、想像にかたくないでしょう。

人間関係の悩み、経済的な悩み、仕事の悩みなどから、宗教に救いを求めるケースです。

中でも多いのが、「健康に関する悩み」、つまり、病気に苦しんでいて、その苦痛から逃れるために宗教を信じるケースが少なくありません。

そうした悩みを自分ではどうしても解決することができないために、宗教にすがるわけです。

特に、自分の中の悩みを人に打ち明けて弱音を吐いたり、人に甘えたりすることのできないガマン強い人が、

精神的にどうしようもなくなって宗教にはまっていくケースが多いのです。

3.まじめで頭が固い

「まじめ」というのも、宗教にはまってしまう人の特徴と言っていいでしょう。

ものごとをいい加減に考える人は、深く人生に悩むということがないため、宗教を必要としません。

まじめに思い悩み、「人生とは」「幸福とは」「善とは」「人間のあるべき姿とは」といった哲学的な考察をする人が、宗教に魅力を感じやすいのです。

また、まじめな人は、物事を固定的にとらえてしまい、柔軟な思考ができない傾向があります。

そのため、「この人の言っていることは正しい」と一度思うと、その考えを改めることができません。

柔軟な頭をもっていれば、最初は正しいと感じても、やがて、「この点はどうもおかしい」とか

「ここの部分は理屈に合わない」とう批判的な考察をすることができます。

そうすれば、その宗教に「はまる」ということは、少なくてもないでしょう。

「正しい」と一度思ってしまうと、その判断に囚われ続ける頭の固さが、宗教にはまってしまう人の特徴です。

4.人から影響を受けやすく、流行に左右されやすい

人に流されてしまうのも、宗教にはまってしまう人の特徴です。

しっかりした自分の考えというものを持たず、人が言うことに強く影響を受けてしまうのが、人に流される人です。

例えば、AかBかの二者択一の判断をする際、自分では「どちらかというとAかな」と思っていても、

人から「Bにした方がいいよ」と勧められると、その意見に従ってしまうわけです。

流行に左右されやすいのも、こうしたタイプの人の共通点です。

人からの影響を受けやすいため、人が説く宗教を信じ、はまってしまいます。

「自分は宗教とは縁がない」と思っていても、何かのきっかけで宗教に入り、はまってしまう人はたくさんいます。

もちろん、宗教を信じること自体になんの問題もありません。

しかし、はまってしまうと周囲が見えなくなり、冷静な判断ができなくなることもあるので、要注意。

参考になさってください。