要領が悪い人の残念な特徴4個

最終更新日:2016年4月14日

同じことをしても、要領よくこなすことができる人もいれば、それができない人もいます。

ここでは、いわゆる「要領が悪い人」に焦点を当てて、共通する特徴をご紹介します。

1.ゴールを考えないで、とりあえず始めてしまう

1つの仕事をするとき、そのゴールをしっかり把握してからスタートしたほうが、要領よく作業を進めていくことができます。

例えば、これまで作ったことのない料理に挑戦するとしましょう。

レシピ本を見ながら作成する場合、要領のいい人は、レシピを一通り読んで、最後の仕上がりをしっかり把握します。

「こういう形の料理がゴール」と認識するわけです。

一方、要領の悪い人は、そのような全体像を見ることをしないで、いきなりレシピの「1」に取りかかってしまいます。

そして、進めながら「あ、あれが必要だった」とか「一度、フライパンから皿に移すのか。

適当なお皿はどこにあったかな」などと、作業が滞ることになってしまいます。

最終的に料理がうまく完成すればそれでいいわけで、100%レシピ通りにしなければいけないということはありません。

それがわかっているのが要領のいい人、それをわかっていないため、効率よく作業を進められないのが、要領の悪い人ということになるでしょう。

2.優先順位を考えないで目の前のものから処理する

優先順位を考えないで、目の前にあるものから取り組むというのも、要領の悪い人に共通する困った特徴と言っていいでしょう。

例えば、やらなければならない仕事が3つあるとします。

Aは初めて経験する、時間がどれほどかかるかわからない仕事、Bは内容は簡単だけど時間のかかる仕事、

Cはむずかしさは中程度で、時間のかからない仕事だとしましょう。

要領のいい人なら、おそらく「CBA」の順番で仕事をこなしていくでしょう。

処理しやすいものを先に完成させてから、むずかしい仕事にじっくり取り組むわけです。

しかし、要領の悪い人は、目の前に置かれた「ABC」の順番で進めてしまうため、すべての仕事の完成までに時間がかかってしまいます。

3.細かいところにこだわってしまう

今度は掃除に例を取って説明しましょう。

年末、大掃除を1日ですまさなければならなくなったとしましょう。

時間がかなり限定されているのですから、ある程度おおざっぱになってしまうことはやむをえません。

ですから、要領のいい人は、とにかく1日で終わらせることを最優先に、「70点ぐらいの仕上がりでOK」と意識して作業をしていきます。

ところが、要領の悪い人は、細かい汚れにばかり目が行ってしまい、風呂場のカビ汚れを本格的に清掃、

そこが100点に仕上がってから、次の網戸掃除に取りかかる、というやり方をしてしまいます。

そのため、「一部はピカピカになったけれど、手つかずの部屋も残っているし、収納の整理にも手が回らなかった」というようなことになりかねません。

本人にとっても、大いに不満の残る結果になってしまいます。

4.相手によって対応を変えることをしない

対人関係でも要領がいい悪いの差が出ます。

相手によって対応を変えることができるのが要領のいい人、できないのが悪い人ということになります。

例えば、職場に先輩が2人いて、それぞれから仕事を頼まれたとしましょう。

A先輩は「とにかくスピード重視というタイプ」、B先輩は「スピードよりも精度を重視するタイプ」とします。

要領のいい人は、その先輩のタイプに応じて、仕事の仕方、対応を変えることができます。

しかし、要領の悪い人は、自分のいつものやり方に従って、2人の先輩から命じられた仕事を同じように処理します。

自分がスピード重視タイプだったら、A先輩からはほめられても、B先輩からの評価は低くなってしまうに違いありません。

これが要領の悪い人の特徴です。

「要領の悪い人」について、それぞれに具体例を交えながら、4つの主な特徴を紹介してきました。

人から「要領が悪い」と指摘された方、あるいはそういう自覚のある方は、自己改善のための参考になさってはいかがでしょうか。