主体性がない人の情けない特徴4個

最終更新日:2016年8月11日

仕事であれ、勉強であれ、人との付き合いであれ、どんなシーンでも主体性を持って行動することが大切です。

ところが、実際には、主体性に欠けた言動をする人が少なくありません。

ここでは、人から尊敬されることのない、主体性がない人について、その特徴をご紹介します。

1.常に多数派に入ろうとする

自分の意見を持たず、自分の意志でものごとを判断しようとしない人、

あるいはしようと思ってもできない人には、「常に多数派に入ろうとする」という特徴があります。

人の判断に従うのが主体性のない人なわけですが、

その際に、「できるだけ多くの人が下す判断に従おう」とする傾向があります。

ですから、例えば、「世論調査によって、こういう結果が出た」ということを知ると、必ず、多数の意見に同調します。

そこには、「多数派に入っていることで、安心感を得たい」という心理が働いています。

逆にいうと、自分が少数派でいることが不安でなりません。

少数派でいるためには、しっかりした意志が必要なのですが、そうした意志を持たないために、

多数派であることを選び、不安を解消しようとするわけです。

2.意見が簡単に変わってしまう

主体性のない人には、人の意見に左右されるという特徴もあります。

前項の、多数派に従うという特徴とも関連しますが、

常に、人の意見の影響を受けて、右へ行ったり左へ行ったりします。

世論調査のように多数派がはっきり把握できる場合は、その意見に乗りますが、

日常生活では、むしろ多数派が分からないというケースがほとんどでしょう。

そのケースでは、「目の前の人の意見」に従おうとします。

ですから、目の前にいる人が、例えば「YES」と判断したなら、自分の「YES」という意見を持ちます。

しかし、次にあった人が、同じことについて「NO」という意見を持っていると、今度はそちらの意見に同調します。

「占いを信じる」というのも、この特徴の一つの表れと考えていいでしょう。

3.失敗体験が多いために、自信がない

自分で判断して行動した時、結果としてそれが成功だったという経験をたくさん持っている人は、

自然に主体性が身に着くものです。

「自分の判断は正しかった」という自信が、「次回も、自分の意志で判断しよう」という意識を生むわけです。

つまり、主体性は、成功体験の積み重ねによって生まれることがあると考えていいでしょう。

主体性のな人は、それとは逆の心理を持っています。

自分で判断した時に、失敗するケースが多いため、その体験から、つい腰が引けた意識を持つようになります。

そして、「自分で判断すると、また間違うにちがいない」と考え、人任せにするようになるわけです。

つまり、失敗を怖れて、人の意見に従うのが、主体性のない人ということになるでしょう。

4.流行を追い、人まねのファッションをする

主体性のない人は、とにかく流行を追おうとします。

そこには、先ほど紹介した「多数派に入りたい」という心理が働いていると解釈していいでしょう。

実際には、流行を追うのは、必ずしも多数派ではありません。

流行に飛びつき、それに従うのがごくごく少数派であっても、「これが流行している」という情報が流れると、

過半数の人がその流行を取り入れているように錯覚してしまうものです。

その錯覚によって、「流行に乗り遅れて、少数派になるのはイヤ」という思いから、

迷わず流行に乗ろうとするのが、主体性のない人の特徴です。

また、ファッションも雑誌などを参考にしますし、友人や周囲の人の服装や髪型を、すぐにまねしようとします。

今回は主体性がない人の特徴を4つ紹介しました。

主体性があるかないかは、自分では案外わからないものです。

自覚はなくても、主体性のない言動をしてしまい、周囲から「主体性がない人」と思われているケースも少なくありません。

セルフチェックしてみてはいかがでしょうか。