仕事の覚えが悪い人の特徴5個

最終更新日:2016年5月6日

同じ仕事を新たにはじめるとき、すぐに仕事を覚えられる人もいれば、なかなか覚えられない人もいます。

ここでは後者、つまり仕事の覚えが悪い人について、どういう特徴があるのか見ていきましょう。

1.レクチャーを聞き流してしまう

新しい仕事を始める際、ほとんどの場合、上司や先輩、あるいは前任者から、

その仕事の内容とやり方についてのレクチャーを受けるはずです。

まったくレクチャーを受けることなく、先輩の仕事を観察し、見よう見まねで始めるというケースもなくはありません。

しかしその場合でも「見よう見まね」という形で、先輩から無言のレクチャーを受けていると考えていいでしょう。

仕事の覚えが悪い人には、そうしたレクチャーを聞き流してしまうという特徴があります。

よほど記憶力に優れた人や、誰にでもすぐにわかるような単純な作業であれば、一度レクチャーを聞くだけで覚えられるかもしれません。

しかし、ほとんどの仕事は、レクチャーを聞き流していては、覚えることは不可能です。

仕事覚えの悪い人には、レクチャーを聞き流して、わかったつもりになってしまうという共通点があります。

2.メモを活用できない

「聞き流さずに、ちゃんとメモを取りながらレクチャーを聞いているのに、それでも覚えられない」という人も少なくありません。

このタイプの仕事覚えの悪い人の共通点は、取ったメモを活用できないということです。

メモを取ったことで安心してしまい、それをほとんど見返すことがなければ、結局は聞き流してしまうのと同じことになってしまうでしょう。

また、時間が経ってからメモを見返して、「手順や内容がメモを見てもよくわからない」ということもありがちです。

メモを取ったらすぐにそれを整理し、復習するのが仕事の覚えの良い人、

メモを取りっぱなしにして整理を怠るのが覚えの悪い人ということになるでしょう。

中には、メモ書きが乱雑すぎて、自分で読み返しても何が書いてあるかわからないというケースもあります。

3.わからないことをそのまま放置する

これは、気の弱い人やめんどくさがりの人にありがちなのですが、

仕事の内容や手順などについて、わからないことをそのまま放置してしまうという特徴もあります。

仕事を覚えるには、仕事の内容を正確に知らなければなりません。

レクチャーを受けながら、随時、不明点を質問するのが仕事の覚えの早い人の共通点です。

では、どうして、仕事の覚えが悪い人は質問をしないのか。

2つのケースが考えられます。

気の弱い性格が災いして、「こんなこと、聞いてもいんだろうか」とためらってしまうケースと、

「質問するのがめんどくさい」と感じ「後で聞けばいいや」と思ってしまうケースです。

いずれにしても、不明点を放置したままでは、いつまでたっても仕事を覚えることはできません。

4.極度に失敗を怖れる

慎重派で臆病すぎる人も、仕事の覚えが悪いという傾向があります。

誰でも、仕事をする上で、ミスをしないように心がけるものです。

臆病な人はその意識が強すぎるため、とにかく失敗を怖れて、仕事を実践してみることをためらいます。

初めての仕事というものは、失敗を重ねながら覚えていくものと言っていいでしょう。

ある程度失敗してもいいから、それを怖れず積極的に取り組んでこそ、仕事を早く覚えることができるわけです。

臆病な人は仕事に対してどうしても消極的になってしまうため、なかなか覚えられないのです。

5.覚えようという意欲が希薄

その仕事に全く興味を感じることができなかったり、そもそも仕事に対するモチベーションが低い人も、当然仕事の覚えは悪くなります。

逆に、仕事に対して強い意欲を持ってさえいれば、自然に積極的に取り込みますから、意識しなくても早くマスターすることができるわけです。

端的に表現するなら、仕事の覚えが悪い人には、「やる気がない」という特徴があると言っていいでしょう。

今回は仕事の覚えが悪い人の特徴をタイプ別に見てきました。

「仕事の覚えが悪い」という自覚のある人のみならず、「部下や後輩が仕事をなかなか覚えてくれない」という方も、参考になさってください。