気が弱いことを克服する方法4個

最終更新日:2016年5月1日

自分の気の弱さに悩んでいる人は少なくないでしょう。

気弱な性格の人には、「繊細で感受性豊か」という良い面もありますが、

本人にとっては、「そのために損をしている。何とかしたい」と感じることが多いに違いありません。

では、どうしたら気が弱いことを克服できるのか。

オススメの方法を紹介します。

1.「ああなりたい」という人を見つけて、まねしましょう

気が弱い性格を改善するためには、そうでない性格の人を目標にするのが一番です。

身近に「ああいう性格の人間になりたいな」と感じるような人が、1人か2人はいるのではないでしょうか。

「これまでそういう目で人を見たことがないから、思い当たらない」という人は、この機会に誰か目標にできる人を見つけてください。

ただし、目標にすべき人は、ただ気が強ければいいというわけではありません。

「気が強すぎて、みんなから敬遠されている」という人は、NGです。

前向きで堂々としていて、人望の厚いリーダータイプの人がベストです。

そういう「目標」が見つかったら、その人の言動をしっかり観察し、そのまねをしてみましょう。

少しずつそのモデルに近づくことによって、気の弱さが改善されていくに違いありません。

2.明るい表情と正しい姿勢を意識しましょう

人間は、その内面が自然に表情や態度、姿勢に表れるものです。

気が弱くて内気な性格の人は、どうしても表情や態度がおどおどしたものになりがちです。

逆に、人間は外面を変えることによって、心理や感情、気持ちが変わるということもあります。

例えば、つらいときや苦しいときに、あえて明るい表情を作ることによって、気持ちも明るくなるということがあるものです。

人間のそういう性質を利用しましょう。

常に、明るい笑顔と正しい姿勢を心がけるのです。

まずは、笑顔を鏡の前で練習します。

ポイントは「目を輝かせること」、いわゆる「目力」を意識して、大きめに目を見開いて、にっこり笑ってみましょう。

この練習を毎日、毎朝の習慣にすると効果的です。

同時に、意識的に姿勢も正しましょう。

思いきって背筋を伸ばし、大げさなぐらい胸を張ります。

やってみるとわかりますが、それだけで、気持ちのありようが変化するに違いありません。

そうした表情や姿勢が身に着けば、自然に気持ちも明るく前向きになり、おどおどしなくなるものです。

3.大きな声で話しましょう

気が弱い人の一つの共通点が、「声が小さい」ということです。

前項でお話ししたように、人間は心理や気持ちが外形的特徴に反映されます。

ですから、表情や姿勢だけでなく、「声」にまで、気の弱さが表れてしまいがちです。

ですから、前項同様、外面を変えることで、内面を改善しましょう。

これまでより、人と話すときの声を少し大きくするように意識してください。

もちろん、TPOに応じた声量というものがありますから、やみくもに大声を出せばいいというものではありません。

常識的な範囲で、「いつもよりも大きな声」を意識すればOKです。

まずは「大きな声で明るく挨拶する」というところから始めてみてはいかがでしょうか。

4.人から嫌われることをおそれないようにしましょう

弱気な人の心理的特徴に、「人からの評価を気にしすぎる」ということがあります。

人間だれしも、人から高い評価を受けたい、人に好かれたいと思うものですが、

気が弱い人は「人から嫌われたくない」という心理が特に強い傾向があります。

「人から嫌われまい」とする心理が、気持ちを萎縮させてしまうために、強い気持ちを持つことができないと考えていいでしょう。

もちろん、あえて人から嫌われようとする必要はありません。

しかし、今までのように、人からの評価、特にマイナス評価を受けることを、必要以上におそれることはやめましょう。

万人から愛されるという人はごく稀ですし、すべての人から好かれる必要も、実際にはありません。

人には「合う、合わない」があるものです。

そうわりきって、「八方美人になるのをやめよう」という意識を持つだけでも、気の弱さはかなり改善されるはずです。

今回は、気が弱い性格の人のために、それを改善、克服するための方法を4種類、説明してきました。

むずかしいものは1つもないはずですから、ぜひ「これならできそう」と思うものから実践なさってください。