忙しいアピールが激しい人の心理4個

最終更新日:2018年12月1日

人から何か頼まれた時に、「今、忙しいから」と言って断ることは誰でもするでしょう。

しかし、中には、まるで口癖のように、しょっちゅう「忙しい、忙しい」とアピールする人もいます。

そうした「忙しいアピール」の激しい人には、どんな心理的特徴があるのか、代表的なものを紹介します。

1.「忙しい人」イコール「有能な人・魅力のある人」だと思っている

日本人は勤勉な国民性を持っているとよく言われます。

勤勉なこと、忙しく立ち働くことが美徳なわけです。

この考え方が、「忙しいアピール」につながるケースが少なくありません。

「仕事が暇でしょうがない」という人と、「つねに忙しく仕事をしている」という人とでは、

後者の方をより有能と評価するのがふつうの考え方でしょう。

有能だからたくさんやるべきことがあって、結果忙しくなるのだという考え方をすることもできます。

つまり、忙しいアピールの激しい人は、

「自分は有能だから、いつでもこんなに忙しくしているのだ」という意識があります。

そのため、あえて、たくさんの仕事を抱えたり、

スケジュールをタイトにしたり、意識的に忙しい状態を作るのです。

また、仕事以外のスケジュールで忙しい場合も、

「それだけ交友関係が広い」とか「多趣味、多芸」というアピールになるわけです。

この場合は、「自分は魅力のある人間だ」という意識があると考えていいでしょう。

2.承認欲求が強く、人からほめられたい

人が「忙しい、忙しい」と言っているのを見れば、「大変ですね」とか「よく頑張りますね」と答えるのが、一般的でしょう。

前項で説明したとおり、忙しいアピールが激しい人には、忙しいことを美徳と考える特徴があるため、

それをアピールすれば、人から高い評価を得られるという意識があります。

「大変ですね」「よく頑張りますね」というセリフは、社交辞令であることが多いのですが、

言われた本人はそうは受け取りません。

「人からほめられた。

高く評価された」と解釈します。

つまり、承認欲求が強く、そのように人から評価されることが大好きな人が、

その評価を得るために、激しく「忙しいアピール」をすると考えていいでしょう。

3.劣等感があり、見栄で忙しいふりをしている

上記とは少しちがうケースもあります。

それは「実はたいして忙しくないのに、忙しいふりをしている」というケース。

この場合、忙しいアピールをする人の心理的特徴としては、

「劣等感を持っている」ということが挙げられるでしょう。

自分は人より劣っている、能力がないと言ったコンプレックスを持っていて、

それを隠すために、「自分はこんなに忙しい。

だから、有能な人間なのだ」というアピールをするわけです。

いわば、見栄を張って忙しいふりをしているわけです。

こういう人が職場にいる場合、「仕事をしているふりをしながら、

実はサボっている」というケースが少なくありません。

「忙しい、忙しい」と言いながら、外回りばかりして、

セクションの管理を怠る無能な上司などが、その好例と言っていいでしょう。

4.人づきあいが嫌い

もう一つ、違うケースを紹介しましょう。

「人づきあいが嫌いで、忙しいという理由で相手を遠ざけようとする」というケースです。

職場内の人間関係を例に引くなら、アフターファイブのつきあいが苦手なために、

「仕事が忙しい」というアピールをして、「だから、つきあえない」という結論に持っていこうとするわけです。

近所づきあいや友達関係でも、相手と時間を共有したくない、

つきあいたくないという意識がある場合、忙しさを口実にして相手を敬遠します。

この場合も、実際には大して忙しくないことがほとんどと考えていいでしょう

忙しいアピールの激しい人について、その心理的特徴を紹介しました。

あなたの身近にそういうタイプの人がいるなら、その人の気持ちを知るための参考になさってください。