貧乏性な人の精神的特徴5個

最終更新日:2016年4月7日

実際に貧乏して生活苦にあえいでいるというわけでもないのに、お金やものにこだわりすぎる「貧乏性な人」が少なくありません。

「精神的貧乏」ともいえる貧乏性な人について、心理や行動の特徴を紹介しましょう。

1.断捨離ができない

貧乏性な人に共通しているのが、「所有物を処分できない」ということです。

コレクターのようにものをたくさん所有することに快感を得ているわけでもなく、ものをため込むことが好きなわけでもありません。

ただひたすら「断捨離ができない」のです。

とにかく何でも取っておくのがその特徴で、使う当てなどない紙袋や包装紙、空き箱を後生大事に取っておきます。

それを使った試しなどないのに、「何かに使うことがあるかもしれない」という、いわば「迷信」によって処分しないのが貧乏性の特徴です。

そこには、「処分してしまうことに対する不安」という心理が働いています。

「捨ててしまって、あとで必要になったらどうしよう」と考え、不安になって捨てられないのが、精神的貧乏の人です。

2.特売やセールが大好きで買いだめをする

貧乏性の人は「安売り」が大好き。

スーパーでもデパートでも量販店でも、「特売」とか「セール」の文字を見ると、「買わなきゃ損」と感じてしまいます。

実際には、必要でないものを買えばそれだけ損になるのですが、安売り表示を見た瞬間、そうした冷静な判断ができなくなります。

「買わなきゃ損」という思いで頭の中がいっぱいになりますので、よく考えずに手を出してしまいます。

また、そうした特売の時に、日用品や防災用品、レトルトや冷凍食品、缶詰類、調味料などを買いだめするという特徴もあります。

結果、特に食料品が賞味期限切れになって無駄にしてしまうというケースが少なくありません。

3.買ってももったいなくて使えない

ちょっとぜいたくなものを買った場合、せっかく買ったにもかかわらず、「もったいない」という理由で、なかなか使えないという特徴もあります。

ブランド品や服を買っても、使わずに収納にしまってしまうのが、貧乏性の行動パターン。

そこには「良いもの、高級なものを汚したくない」という心理が働いているのです。

「買っても使わない」というのは、そうした高級品に限りません。

例えば、家電の新製品を買っても、壊れかけた古い製品の方を使い続けますし、

もっと日常的な「新しいまな板」や「新しい財布」などを買った時も同様です。

それなら買わなきゃいいのに、と人は思うでしょう。

しかし、貧乏性の人は、「もうこれは古いから買い替えなくては」と、一度は気持ちの中でけじめをつけて、新品を買ったのです。

それが、いざ買ってみると、古い物を捨てられなくなってしまうところに、貧乏性の人の真髄があるということになるでしょう。

4.小さな損にこだわり、いつまでも後悔する

例えば、服をディスカウトショップで買った後、通販サイトで同じ商品を見つけ、通販の方が割安だったとします。

誰でも「通販の方にすればよかった」と思いますが、それをいつまでも引きずってしまうことはないでしょう。

どこかであきらめるわけです。

しかし、貧乏性の人は、なかなかあきらめることができません。

「損した」ということにこだわり、いつまでも後悔し続けるのです。

たとえそれが100円単位以下であっても、損を忘れることができないのが、貧乏性の人と言っていいでしょう。

5.食べ放題が大好き、テーマは「元を取ること」

貧乏性の人は食べ放題が大好きです。

しかし、そのメインテーマは「おいしい料理を味わう」とか、「好きな料理を楽しむ」ということではありません。

「どれだけ元が取れるか」がテーマです。

ですから、好き嫌いよりも「料理の値段」に注目します。

できるだけ高価な食材の料理を選び、できるだけたくさん食べるのが、貧乏性な人にとっての食べ放題です。

中には、料理の値段を予想して、食べたものすべての金額計算をする人もいます。

そして「これだけ儲かった」と喜ぶのです。

貧乏性と呼ばれる人について、どんな特徴があるのか、具体的に5つの特徴をお話ししてきました。

貧乏性の人は「節約家・倹約家」というのとは違いますし、まして本当に貧乏な人というわけではありません。

その違いは、上記の特徴からもお分かりいただけるのではないでしょうか。