自己憐憫に浸りやすい人の特徴4個

最終更新日:2016年12月10日

自己憐憫に浸りやすい人は、何かと言い訳を作って自分を甘やかすため、いつまで経っても自立することができません。

そのため、「精神的に大人になり切れない人」というレッテルを貼られます。

では、自己憐憫に浸りやすい人は、具体的にどのような特徴を持っているのでしょうか。

今回は自己憐憫に浸りやすい人の特徴をご紹介します。

1.自分がトラブルを起こしても、絶対に反省しない

自己憐憫に浸りやすい人は、自分が何かトラブルを起こした時であっても、決して反省することはありません。

反省するどころか、「自分は被害者だ」と思い違いをしたり、トラブルの原因を人のせいにしてしまったりします。

彼らは、常に自分が正しいと思っています。

そのため、自分に何か良くないことが起きたら、その原因が自分にあるということは一切考えません。

自己憐憫に浸りやすい人は、不運に見舞われた自分に対して必要以上に同情するため、

「こんな不運な自分は可哀想だ」と思うことはあっても、反省して改善するということは決してありません。

そのため、どんなに年齢を重ねても、精神的に成長することがないのです。

2.失敗すると必要以上に落ち込む

自己憐憫に浸りやすい人は、何か失敗をすると、必要以上に傷ついてしまいます。

彼らは非常にプライドが高く、「自分が失敗などするはずがない」と常に心のどこかで思っています。

「生きていれば失敗は付き物だ」という発想が彼らにはありません。

そのため、1度挫折しただけですぐに心が折れてしまい、なかなか立ち直れなくなります。

それに加えて、失敗から立ち直ろうと努力することもありません。

彼らにとっては、人生を巻き返す努力よりも、傷ついた心を誰かに癒してもらうことの方が重要です。

そのため、何かに失敗して傷ついた時は、「可哀想な自分」を必要以上にアピールして、他の人から同情してもらおうとすることも大きな特徴です。

3.自分が傷つくことに対しては敏感だが、他人の痛みには鈍感

自己憐憫に浸りやすい人は、自分の心が傷つくことに対しては敏感です。

自分の心を必死で守ろうとし、傷つかないように細心の注意を払って生きています。

しかし、他人の心の痛みに対しては鈍感です。

「こんなことを言ったら、相手は傷つくに違いない」といった想像力が全く働かないため、他人に対しては平気でひどいことを言ったりします。

彼らは、自分の心を守るだけで精一杯であるため、他人の心の痛みなどにかまっている余裕がないのです。

そのため、他人が嫌がる言動や行為を平気で行い、結果的に人がどんどん離れていってしまいます。

4.自分が期待しているような同情を得られないと、機嫌が悪くなる

自己憐憫に浸りやすい人は、人から同情されることが大好きです。

可哀想な自分を演じてアピールし、人から同情してもらおうと必死です。

他人からの同情を、自分に対する愛情であると勘違いしているため、同情が得られなくなると途端に不安になってしまいます。

そのため、自分が期待しているような同情を人から得られなかった場合、あからさまに機嫌が悪くなってしまうことがあります。

彼らは基本的に、人からかまってほしいと願うタイプの人たちです。

そのため、思うように同情が得られないと、「自分は忘れられてしまった」「自分は人から愛されない」と極端な解釈をしてしまいます。

その結果、必要以上に不安になって、心を閉ざしてしまいます。

自己憐憫に浸りやすい人は、自分で自分の内面をコントロールすることができません。

可哀想な自分を過剰にアピールすることで同情を集め、自分にかまってくれる人に依存してしまうということが大きな特徴です。

彼らに対してひとたび同情を見せてしまうと、その後、延々と依存されてしまう結果になります。

そのため、彼らを可哀想に思う気持ちがあったとしても、必要以上に手を差し伸べないようにすることが賢明です。