甘えられない人の特徴4個

最終更新日:2017年1月4日

本当は人に甘えたいのに、それができなくて苦しんでいる人が、最近男女共に増えています。

彼らは人に甘えられないがために、人から受けた厚意を素直に受け取ることができず、1人で悩んでしまいます。

では、甘えられない人には、具体的にどのような特徴があるのでしょうか。

今回は他人に甘えられない人の特徴をご紹介します。

1.小さい頃から「いい子」であり続けてしまった

長子だったり、子どもの頃「手がかからない子」だったりする人は、人に甘えることが苦手である傾向があります。

両親が厳しく、「しっかりした子」を強要されてしまった経験があるという人の場合も同様です。

そのような人の場合、「いい子」でいる期間があまりにも長過ぎてしまったため、

「何でも自分でそつなくこなすのが当たり前」という気持ちが根深く植え付けられてしまいます。

その結果、「人に頼ってはいけない」「人に迷惑をかけてはいけない」と人一倍思ってしまうようになり、

人に頼れなくなってしまいます。

もちろん彼らも、1人で何でもこなさなくてはいけないと自分を追い込んでしまうことに、大きな苦しみを感じています。

しかし、それと同時に、「つらくても1人で頑張らなくてはいけない」と自分に強くブレーキをかけてしまっているので、

苦しいと感じても人に甘えられず、益々苦しみが大きくなってしまいます。

2.自分のことよりも、他人を優先してしまう傾向がある

人に甘えられない人は、自分のことよりも他人を優先してしまう傾向があるという特徴が見られます。

たとえ今自分がつらい状況にあったとしても、もっとつらい思いをしていそうな人に

ついつい手を差し伸べてしまったりします。

何かを1人で抱え込んでつらい思いをした時、誰かが心配して手を差し伸べてくれても、

「人に心配をかけるなんて申し訳ない」と相手に対して配慮し過ぎてしまい、

「大丈夫です」と強がってしまうのも彼らの特徴です。

彼らは、「自分よりも他人のために尽くすことこそが、人としての正しい在り方である」と強く信じ込んでしまっています。

その結果、自分のことは後回しにして他人に尽くしてしまい、彼ら本人は、

人からの厚意をすんなりと受け取ることができない性格になってしまいます。

3.「自分なんて人に甘える価値もない」と思い込んでしまっている

人に甘えられない人は、自分の存在価値を必要以上に低く見積もってしまっているという特徴があります。

「自分は大したことのない人間だから、1人で努力しなければ価値がない」

「こんな自分なんて、人に甘える資格はない」という思い込みが強く、

全ての苦しみを1人で背負わなければならないと信じてしまっているのです。

そのため彼らは、人に甘えることは罪深いとすら思っています。

この思い込みが彼らの中で根深く蓄積され続けてしまった結果、益々自己評価が低くなり、

それに比例してどんどん心が固く閉ざされていきます。

そして、「人に甘える」という発想が、彼らの頭の中から消えていってしまいます。

4.子どもの頃、大人に甘えた経験が少ない

子どもの頃にある程度大人に甘えた経験がある人は、大人になっても上手に人に甘えることができます。

しかし、幼少期に「大人に甘える」という経験をあまりしていないと、

人とのコミュニケーションの距離感を掴むことが困難になり、何でも1人で抱え込むようになって、

人に甘えることができなくなると言われています。

「子供が大人に甘える」という行為は、心の安定感を保つことを学び、

「時には自分を人に委ねてみる」ということを体感する行為です。

この経験が乏しいと、どうやって「心を穏やかに保ったまま、人に上手に甘える」という行為を

行ったらよいかわからなくなります。

その結果、甘えることが苦手になってしまいます。

人に甘えられない人は、「人を信頼して、自分を人に委ねてみる」という行為に対して、

必要以上の恐怖感や不安感を持っているということが大きな特徴です。

これは、幼少期の経験が大きく関係していると言われています。

幼少期に「自分を肯定すること」「自分の心を安心させること」を体で学んでいないと、

人に甘えるという行為に対して、大きな不安を感じてしまいます。

もし「自分は人に甘えられないタイプだ」という自覚がある場合は、まずは、ありのままの自分を受け入れて肯定し、

自分の心を安心させるように努めてみることをオススメします。