残業が多い人の要領悪い特徴5個

最終更新日:2016年11月4日

同じ職場で同じ仕事をしていても、ほとんど残業のない人もいれば、残業の多い人もいます。

どうしてそうした違いが生じるのか。

ここでは、残業の多い人に注目して、共通する特徴を紹介します。

1.仕事の優先順位を考えない

効率よく仕事を進めていくためには、仕事の優先順位を考える必要があります。

優先順位を考える上で、ポイントとなるのが「重要性」と「緊急性」。

つまり、緊急かつ重要な仕事の優先順位は高く、緊急でも重要でもない仕事の順位は低いということになります。

ただし、もう一つ、考慮すべきポイントがあります。

それは「難易度」。

「緊急性も重要性もそれほど高くはないけれど、今日中にやらなければいけない仕事」があるとしましょう。

そして、その仕事の難易度が低い場合は、先にその仕事を済ませてから、他の仕事に移った方が効率がいいというケースもあるでしょう。

残業の多い人は、そのように仕事の優先順位を考えながら仕事を進めるということをしません。

行き当たりばったりで仕事をするため、例えば「めんどうで時間のかかる、緊急性の低い仕事」から始めてしまい、その結果、時間内に仕事を終えることができなくなります。

2.ミスが多い

同じ仕事をしているのに、時間のかかる人とそうでない人がいますが、その違いを生む原因として多いのが「ミスの数と大きさ」です。

ミスをすれば、当然、ミスを訂正したり、リカバリーしたりする必要が出てきます。

社外の人に迷惑をかけた場合には、謝罪に出向く必要が出てくるケースもあるでしょう。

作成した資料に重大なミスがあり、最初から作り直すというようなこともありえますし、

そうでなくてもミスが発覚すれば、何らかの対応をする必要が出てくるわけです。

そうした対応にかかる時間は、ミスをしなければ必要のなかった、いわば「ムダな時間」ということになるでしょう。

ムダな時間が多ければ多いほど、仕事に時間がかかり、結果、残業せざるをえなくなるわけです。

3.デスクが整理されていない

仕事の効率を低下させる原因の一つが、「雑然としたデスク」です。

デスクが常に整理されている人と、雑然としている人では、当然、前者の方がスピーディに仕事を進めることができるでしょう。

デスクの上は書類や資料が山積み、引き出しの中も雑然としているような人は、

「仕事に必要なものを探す時間」が、余計にかかってしまします。

仕事に必要な資料を、その山の中から探し出したり、雑然とした引き出しの中をかき回して、

必要な文具を取り出す時間は、まったくムダな時間というしかありません。

デスクの整理さえされていれば不要な時間がよけいにかかってしまい、結果、残業が多くなってしまうわけです。

4.休憩を取らずだらだら仕事を続けてしまう

人間の集中力には時間的な限界があります。

ですから、より効率的に仕事を進めようと思ったら、集中力を切らさないように、随時休憩を取らなくてはなりません。

仕事の早い人は、休憩をとるのが上手です。

逆に、残業の多い人は、上手に休憩を取ることができずに、だらだら仕事を続けてしまう傾向があります。

人が休憩している間も仕事を続けるわけですから、一見その方が仕事の進捗が早いように思えるかもしれませんが、実際には逆です。

だらだら仕事を続けると、仕事のスピードはどうしても落ちてしまいます。

5.仕事を断ることができない

人から「この仕事、頼む」と言われて、「NO」と断れない人も、残業が多くなると考えていいでしょう。

自分の仕事は時間内に終わらせることができているのに、人から他の仕事を頼まれ、

それを引き受けてしまうために、残業が多くなるというケースです。

こういうタイプの人は、同僚や先輩から「あの人に頼めば断られない」と思われ、

重宝に使われるために、仕事量がどんどん増えてしまう傾向があります。

「仕事を断る勇気」を持たない限り、残業量が減ることはないでしょう。

ここで紹介した、残業が多い人の5つの特徴は、イコール残業が多くなる原因です。

つまり、上記の特徴を改善することができれば、残業が少なくなるというわけです。

参考になさってください。