思考停止状態に陥ってしまっている人の特徴4個

最終更新日:2016年12月14日

1度思考停止に陥ってしまうと、頭に何も浮かばなくなり、「考える」という行為が全くできなくなります。

それに伴ってやる気もなくし、体まで重くなって、動くこともできなくなるという状態に陥ります。

では、思考停止に陥ってしまっている人とは、具体的にどのような状態の人なのでしょうか。

今回は思考停止状態に陥ってしまっている人の特徴をご紹介します。

1.普段から多くの情報を頭に入れ過ぎている

思考停止に陥ってしまっている人は、普段の習慣にいくつか特徴的なパターンが見られます。

その1つが、「頭の中に多くの情報を詰め込み過ぎている」というものです。

何か疑問に感じたことや不安に思ったことがあると、すぐに解決策を調べようとするのが彼らの特徴です。

もちろん、「調べる」という行動そのものはとても良いことですが、

1つや2つの情報では安心することができず、いくつもの情報を得ようと躍起になってしまいます。

更に、頭に入れたたくさんの情報同士を比較検証し、「どれが最も正しいか」という分析まで始めてしまいます。

そのため、いつまで経っても疑問や不安は解消されず、どうして良いかわからなくなって、思考停止の状態になってしまいます。

過剰な量の情報を求めるあまり、かえって自分を苦しめてしまいます。

2.人の意見ばかりを優先する傾向がある

思考停止に陥ってしまっている人は、普段から、自分よりも人の意見を優先してしまう傾向があるという点も大きな特徴の1つです。

彼らの心の奥には、「誰かの意見に従っていれば安全だ」「自分の意見を言ってリスクを冒すことはしたくない」という思いが強く根付いています。

「自分はどうしたいのか」ということを1度口にしてしまったら、その責任を自分で取らなくてはいけません。

そのことに対して、極度に恐怖感を抱いているのです。

そのため、どうしても自分の考えに基づいて決断しなければならないという時、全く頭に考えが浮かばなくなってしまいます。

その結果、思考が八方塞がりの状態になったまま抜け出すことができず、思考停止に陥ってしまいます。

3.体を動かすことを面倒がる傾向がある

何かを考える時、長時間ずっと同じ場所に座ったままで考え込んでいると、どんな人でも行き詰ってしまいます。

そのため、普段から適度に体を動かして、発汗と血流を促進させて、脳に刺激を与える必要があります。

しかし、すぐに思考停止に陥ってしまう人は、体を動かす習慣があまりないということが特徴です。

彼らは、「座って考えただけで全てが解決するなら、それに越したことはない」と考えているため、

空いた時間を使って体を動かすということをしたがりません。

むしろ、体を動かすことなど面倒だと感じてしまいます。

そのため、体と脳が硬直した状態ばかりが続き、新しい刺激を得ることができなくなります。

その結果、新しい考えが全く浮かばなくなり、思考停止に陥ってしまいます。

4.何でもネガティブに捉えてしまう傾向がある

思考停止に陥ってしまいやすい人は、物事を前向きに解釈することが苦手です。

自分に起きること全てをネガティブに捉え、常に漠然とした不安や恐怖と共に過ごしています。

そのため、何かに挑んでいこうという気持ちや限界を打ち破ろうという前向きなパワーがありません。

何かを考える時、「どうせうまくいくわけがない」という前提で物事に向き合っているため、いくら考えてもいずれは限界が来てしまいます。

その結果、打つ手がなくなり、思考停止に陥ってしまいます。

思考停止に陥ってしまっている人は、普段からの気持ちの持ち方や習慣が原因になっている場合がほとんどです。

そのため、それらを意識的に改善することで、思考停止に陥りやすい自分を克服することができます。

まずは、物事をできるだけ前向きに捉え、どんなに小さいものであっても可能性を見逃さないようにするという意識が大切です。

普段から体を動かしたり、人や情報に頼らずに自分で結論を出すという習慣をつけることも必要です。