インフルエンザにかかっている人の症状や特徴

最終更新日:2016年12月23日

11月後半から3月頃に流行のピークを迎えるインフルエンザですが、

インフルエンザにかかっている人はどのような人が多いのでしょうか。

その特徴と症状についてご紹介します。

1.免疫力が低い乳幼児と老人

最もインフルエンザにかかる人が多いのが、乳幼児と老人です。

この年代の人には国もインフルエンザの予防接種を強く推奨しているほど、

インフルエンザにかかりやすく、かかってしまった場合の重症度も高いです。

インフルエンザは高熱が続き、大人の場合は特に激しい頭痛と全身痛(関節痛)の症状があらわれます。

このような症状が3日ほどは続くので、老人がインフルエンザかかってしまうと命に関わる場合も多くあります。

乳幼児、老人ともにインフルエンザにかかってしまう原因は免疫力が低いためです。

予防接種をしても感染する割合が高いので、もともともっている免疫力の低さからかかる人が多いと考えられます。

2.もともと体が弱く風邪などにかかりやすい

年齢に関わらず、もともと風邪をひきやすい人や気管支系の疾患、

腎臓系の疾患、ステロイドの投与の治療をしている人、代謝系の疾患などの持病がある人は、

インフルエンザにかかっている割合が高いと言われています。

その原因は体の免疫力や抵抗力が一般的に健康であると言われている人よりは低かったり、

治療の副作用で体が弱ってしまっていることが考えられます。

持病が改善されない限り体の免疫力をあげていくことは難しいですが、

できるだけ持病が悪化しない生活を送り、インフルエンザの時期にはウイルスに感染しない対策を怠らないことが大切です。

3.体温が低く、体を温めることをしていない

人間には平熱と言って、個人個人で健康であるときの体温がだいたい決まっています。

その中でも平熱が35度台の人は、いろいろな病気になりやすいと言われています。

一部の調査では、平熱が35度台の人は37度台の人に比べて、

6割近くの免疫力が低いと言われていたり、代謝も2割ほど低いと言われていて、

インフルエンザも含めたいろいろな病気や感染症になる可能性が上がります。

その理由は、35度~36度はウイルスや細菌が増殖するのにちょうどいい温度なので、

低体温の人はインフルエンザにかかりやすいというわけです。

低体温は食生活や適度な運動で改善することが可能なので、35度台の人は特に生活習慣を見直す必要があります。

4.人ごみに多く出かける機会がある

満員電車やショッピングモールなどでかける機会が多い人や、

通勤通学で人ごみを避けることができない人もインフルエンザにかかりやすいです。

単純にたくさんの人が集まっている場所というだけでたくさんのウイルスも集まっています。

そして人ごみだと気温は上昇し、空気が温かくなりますが循環は悪くなります。

そのためウイルスのいる空気の密度があがり感染する可能性が高まります。

マスクは必須なので忘れずにつけるようにし、マメに手洗いうがいをおこなう必要があります。

5.口呼吸が中心

これは環境とは違った側面ですが、鼻呼吸か口呼吸かの違いでインフルエンザに感染する度合いが、

大きく違ってくると言われています。

鼻呼吸の場合は、鼻毛や鼻の粘膜などがフィルター代わりとなって、

ウイルスが体の中に入りづらくなるのですが、

口呼吸をしているとダイレクトにのどからウイルスが体内に侵入してしまうため、すぐに感染してしまいます。

病気の発症は口からウイルスが入ることが原因である場合がほとんどなので、

呼吸の仕方一つでも意識するとインフルエンザにかかりづらくなる可能性があります。

以上のようにインフルエンザにかかっている人の特徴と原因を挙げてきました。

インフルエンザは毎年必ずと言っていいほどかかる人と全くかからない人がいます。

その違いは免疫力や持病、環境など様々だとは思いますが、

まずは手洗いうがいという基本を忠実に行い、その後は免疫力を向上させるために体を温めたり、

体力づくりを行うなどの努力をするとよいでしょう。

呼吸の仕方はすぐにでもできる方法なので試してみてください。